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歌川国芳 パノラマ錦絵の世界
須坂・田中本家博物館で 展示室には大迫力の3枚組みのパノラマ錦絵が並ぶ 幕末の浮世絵師歌川国芳(1797〜1861年)の3枚続きの大判錦絵を特集展示する「歌川国芳 パノラマ錦絵の世界」が須坂市の豪商の館田中本家博物館で開かれています。 国芳は、豪快な武者絵や趣向を凝らした戯画、奇想天外なドクロや化け猫図などで広く知られます。その国芳が編み出したのが、浮世絵を3枚組み合わせて一つの作品にするスタイル。これにより、1枚の絵では表現しきれないようなスケールの大きい迫力ある表現に成功しました。 今回同館では、武者絵、美人画、役者絵の3つのテーマに分けて計27作品を展示紹介しています。武者絵のコーナーには、闇の中から現れた巨大な骸骨が印象的な大人気作品「相馬の古内裏(ふるだいり)」、妖術使いの児雷也と宿敵大蛇丸が巨大なガマの上で戦う姿を描いた「児雷也」が並びます。「川中嶋合戦」は、謙信が騎乗から打ち下ろした太刀とそれを受ける信玄の軍配団扇、右側の武者が突き出したやりが中央で交差する構図。謙信と信玄の大迫力の一騎打ちシーンを楽しめます。...


インスタレーションアート展
「アマチュアラジオ」テーマに いずれも1977年生まれの大井川茂兵衛さん(写真家)、木下光三さん(デザイナー)、山貝征典さん(キュレーター)のアートユニット「解像度77」の作品を展示する3人展「アマラジ」が11月15日(土)と16日(日)、21日(金)から24日(月)、北石堂町の「越前屋ギャラリー」で開かれています。 5回目の今回は「アマチュアラジオ」がテーマ。ラジオ局にありそうなマイクなどと、写真やグラフィックデザインを組み合わせ、「ラジオ好きな女の子の部屋」に見たてたインスタレーションアートを展示。3人が話すラジオ番組を録音した音源をBGMとして流します。中に入って記念撮影もできます。 「見終わった後にラジオが聴きたくなる気持ちにさせたい」と山貝さん。 11時から17時(最終日は15時まで)。入場無料。 (問)山貝(メール)yamagai@u-seisen.ac.jp 2025年11月15日号掲載


東山作品で最大級「大下図」公開
県立美術館で「東山魁夷」展 2年がかりの額装整備を終えてお披露目された「朝明けの潮」色分け大下図 長野県立美術館(箱清水)は11月16日(日)まで、併設する東山魁夷館の開館35周年記念展「東山魁夷 永遠の海〜私は、いま、波の音を聴いている」を開いています。日本画家東山画伯(1908〜99年)の日本の風景を描いた代表作計94点を展示。第1部では同館が2023年から2年間、2700万円をかけて修繕、額装整備をした皇居宮殿壁画「朝明けの潮」の原寸大の「色分け大下図」を公開しています。 大下図は、縦約4メートル、横約15メートル。宮内庁の依頼で皇居宮殿に設置された完成作品制作の前年1967年に、大きさや色のバランスを確認するために描かれたものです。 完成作品は、東山作品では最大級。画業の代表作であるものの、一般公開されていないため、皇居以外で原寸の作品を見られるのはこの大下図のみでした。同館では、98年に本人から寄贈された後、巻いた状態で保管。21年の本館の全面改築により、超大型作品の展示と収蔵が可能になったことから、35周年の記念展で展示公開でき


「忠臣蔵」をテーマに
11月24日 「三人の和芸」公演 左から竹内敏大さん、快楽亭狂志さん、松賀藤典さん 落語、日本舞踊、邦楽のコラボレーション公演「三人の和芸『三人の忠臣蔵』」は11月24日(月)14時から、緑町の市芸術館アクトスペースで開かれます。 長野市を中心に活動する落語の快楽亭狂志さん、日舞の松賀藤典さん、箏・三味線奏者の竹内敏大さんの3人が2021年から続ける自主公演で7回目。 「忠臣蔵」をテーマに、松賀さんが長唄舞踊「雨の五郎」、狂志さんが落語「七段目」、竹内さんが箏曲「ゆきの舞」をそれぞれ披露した後、3人のコラボで「いざ、討ち入り!」を上演します。忠臣蔵のハイライトを、語り、舞踊、邦楽を組み合わせてオリジナルの脚本・演出で表現する舞台作品で、メンバーは「四十七士の討ち入りを3人でどう表現するか、お楽しみに」と話しています。 前売り3000円、当日3500円。チケットは長野市芸術館チケットセンターで取り扱い。 (問)日本クラフト企画☎︎090・3333・2366 2025年11月1日号掲載


30日に「さわやか合唱交流会」
練習する「りんどう&すずらん」の会員たち 12合唱団が参加する「さわやか合唱交流会」は10月30日(木)13時から、第19回定期演奏会を市芸術館(緑町)メインホールで開きます。 同交流会は、長野県シニア大学合唱班卒業生らが2003年に結成した「そよ風混声合唱団」から、2019年結成の男声合唱団「ゴールデンボーイズ」まで、平均年齢82歳の約150人が参加しています。 ピーク時は330人以上いた会員も半減。特に混声合唱団の「りんどう」と「すずらん」の2グループは人数が共に約10人ほどになり、今回は初めて2グループ合同で発表。中島みゆきさんの「時代」など2曲を歌います。りんどう代表の岡田勝一さん(85)は「皆さんの心に届くように丁寧に歌いたい」。すずらん代表の二本松朗さん(77)は「グループの持つ色はそれぞれ違いますが、仲間が増え、みんながそろって歌えることが楽しい」と話しています。 ほか同交流会全グループの発表と、2グループ合同の「太陽&ルナーレ」、賛助出演のトリオ「mm&M」による演奏があります。 入場無料。全席指定で、事前に申し込みが必


「のぶさと祭り」と「小山清茂メモリアルコンサート」
小山清茂記念信里混声合唱団 「第9回のぶさと祭り」と「小山清茂記念展示室開設 第8回メモリアルコンサート」が10月19日(日)10時から12時半まで、信里小学校体育館で開きます。信里地域委員会と小山清茂記念展示室特別運営委員会の主催。...


ファゴットコンサート
県内出身若手演奏家4人 10月18日 左から鈴木さん、立岩さん、山越さん、渡辺さん 県内出身の20代の若手演奏家4人による「ファゴットカルテットコンサート」が10月18日(土)14時から、大門町の竹風堂大門ホール(竹風堂善光寺大門店3階)で開かれます。...


ビッグバンドジャズコンサート
ジャズのクラリネット&サックス奏者鈴木直樹さん率いる「スウィングエース・オーケストラ」=写真=の「ビッグバンドジャズコンサート」(SBC信越放送主催)が10月13日(月)15時から、若里のホクト文化ホール中ホールで開かれます。...


善光寺サミット講演会
10月27日 鎌田實さん講師 鎌田實さん 善光寺にゆかりのあり全国の寺院や神社でつくる「全国善光寺会」が開く「第16回善光寺サミット」のメインイベントである記念講演会が10月27日(月)13時から15時まで、ホテルメトロポリタン長野(南石堂町)で開かれます。...


社会福祉法人森と木 27日に「フェス」
「多様性」コンセプトに チンドン屋の装いをして権堂町のアーケードでイベントをPRするスタッフら=9月11日 社会福祉法人森と木(平林)は9月27日(土)11時から16時まで、「もりときしあわせフェス」を、権堂イーストプラザ広場で開きます。...


菊屋稲荷社再建100周年
世話人たちが記念誌販売 一般募集の「思い出エッセイ」掲載 記念誌を手にする(左から)古川さんと宮下さん 菊屋稲荷社(緑町)が今年再建100周年を迎えるのを記念して、世話人たちが記念誌「菊屋稲荷社再建百年の歩み」を制作し、販売を始めました。...


山の日ポスター展
8月24日まで展示されていた北アルプス展望美術館安曇野ギャラリー 日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)長野地区は9月26日(金)まで、「山の日ポスター展2025」を岡田町の長野美術専門学校サテライトキャンパスで開いています。JAGDA長野地区および長野アートディレク...


篠ノ井ふくしまつり
9月7日 健康コーナーを充実 昨年の篠ノ井ふくしまつり(篠ノ井地区住民自治協議会提供) 篠ノ井地区住民自治協議会社会福祉部会は9月7日(日)9時から12時まで、「第3回篠ノ井ふくしまつり」を、篠ノ井交流センター、かがやきひろば篠ノ井で開きます。...


規模拡大しバーベキュー
信濃町で10月13日 参加者募集 主催の信濃町ふれあい体験交流会と富が原未来創生会議のメンバー 「信濃町で交流100人バーベキュー」が10月13日(月)11時から14時、信濃町の「フィッシングランド はなおか」で開かれます。昨年に続き2回目。今年は参加人数を300人に広げ...


水野美術館で「京都の日本画」展
京都市立芸大資料館の所蔵作品 萩と2羽の鳩の情景を描いた福田平八郎の卒業制作について解説する松井さん 若里の水野美術館は、京都市立芸術大学芸術資料館が所蔵する日本画を紹介する特別展「京都の日本画—100年の軌跡」を開いています。1880(明治13)年に日本初の公立美術学校...


由紀さおりさんら出演
市芸術館で「昭和歌謡祭」 「昭和歌謡祭」をPRする渡辺真知子さん 2025年が昭和100年に当たるのを記念し、「長野市芸術館 昭和歌謡祭」が11月22日(土)17時から、緑町の同館メインホールで開かれます。 須坂市出身の音楽評論家富沢一誠さんの企画監修。由紀さおりさん、...


祈りの世界に焦点
県立歴史館で「安曇野」展 善光寺仏師・妙海の初期作とされる「日光・月光両菩薩像」(県宝) 安曇野の里山に残る自然信仰や仏教信仰など「祈り」の世界に焦点をあてた企画展「安曇野〜知られざる里山の祈り」が県立歴史館で開かれています。...


森の中を演出した展示室で鑑賞
「いきもの」テーマに約100点 県立美術館 現代作家6人制作 陶ならではの色調が魅力的なヤギやオオアリクイ、ゴリラなどの動物たちが並ぶ展示室 30代から40代の現代作家6人が「いきもの」をテーマに異なる技法や素材で制作した作品約100点を紹介する企画展「いきものの森」が...
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