「コレクター福富太郎の眼」展開催中
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5月24日まで 水野美術館 〜学芸員のギャラリートークも

戦後、日本全国にキャバレーチェーンを展開した実業家で絵画収集家としても知られた福富太郎さん(1931〜2018年)のコレクションを紹介する展覧会「コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画」が水野美術館(若里)で5月24日(日)まで開かれています。
「キャバレー王」とも呼ばれた福富さんは、その事業で得た富を絵画収集につぎ込みました。その収集は、画家の有名無名に関係なく、自分が良質であると信じればただちに求めるというものでした。
福富さんの「審美眼」に焦点をあてた展覧会では、福富さんが本格的に収集を始める契機となった鏑木清方作品13点をはじめ、上村松園、北野恒富らの美人画を中心に、明治の洋画黎明期に岡田三郎助らが描いた女性像の名品計80点を展示しています。
4月5日、生前の福富さんと親交のあった本展監修者で美術史家の山下裕二さん(67)の特別ギャラリートークがありました。山下さんは約100人の参加者を前に「福富さんは、アカデミックな美術史の権威とは関係なく、これぞと思った作品を自分の眼で選んだ人だった」と紹介。清方の代表作「薄雪」は、福富さんが周りの人に、自分が死んだら棺おけに入れて一緒に燃やしてほしいと頼んだというエピソードを紹介しました。
同館学芸員の野口春花さんは「近代美術の名品に描かれた女性像を楽しむとともに、福富の審美眼を体感してほしい」と話していました。
4月18日(土)14時からと、5月10日(日)10時から、学芸員によるギャラリートークを開催。参加は無料、当日有効の入館券が必要。
開館は9時半から17時半。休館日は月曜(5月4日は開館、5月7日(木)は休館)。入館料は一般1300円、中高生700円、小学生400円。小中学生は土曜無料。
(問)同館☎︎229・6333
2026年4月18日号掲載



