top of page

「黒姫伝説」モチーフに歌謡曲 

  • 8月23日
  • 読了時間: 2分

作詞は黒姫童話館の北沢元館長

信濃町歌おこし町おこし実行委員会のメンバーら=黒姫山をバックに(実行委員会提供)
信濃町歌おこし町おこし実行委員会のメンバーら=黒姫山をバックに(実行委員会提供)
歌を通して信濃町のこと知って

30日に発売記念コンサート

 高梨城(現中野市)の姫と大蛇の恋伝説「黒姫伝説」を基に作詞され、飯田市出身の歌手、小沢あきこさんが歌う歌謡曲「黒姫ものがたり」の発売記念コンサートが8月30日(土)10時半と13時半、黒姫童話館(信濃町)ホールで開かれる。


 同曲の作詞は同館の元館長の北沢彰利さん(70)=高森町。黒姫に思いを寄せて水害を起こす大蛇をなだめようと、黒姫が城を出て黒姫山に向かうという同伝説をモチーフに、互いに思い合う2人の恋を詞にした。北沢さんは「いぶき彰吾」のペンネームで童話を制作しており、同館長だった2018年に、同伝説を基にした絵本「黒姫ものがたり」(ほおずき書籍)を発表。当時から「黒姫伝説の歌を通して、自然環境豊かな信濃町のことを知ってもらいたい」という思いがあり、詞を書いて温めてきた。

歌手小沢あきこさんの写真入り「黒姫ものがたり」のジャケット(C)日本コロムビア株式会社
歌手小沢あきこさんの写真入り「黒姫ものがたり」のジャケット(C)日本コロムビア株式会社

 一昨年、小沢さんの所属事務所からデビュー30周年の記念曲の作詞を依頼された縁で、新曲の作詞の相談を受け「黒姫ものがたり」を提案。北沢さんの詞に日本歌手協会理事長の合田道人さんが作曲し、今年6月に発売された。


 歌で町を盛り上げようと、同町民ら15人が「信濃町歌おこし町おこし実行委員会」を今年7月に発足し、今回のコンサートを企画。実行委の事務局を務める北沢さんは「すべて手づくりの活動でコツコツ準備を進めています。いろいろな人の願いがつながり、良いコンサートになるとうれしい」と話す。同曲のほか、小沢さんの持ち歌や「カチューシャの唄」「東京音頭」などを歌う。


 料金一般1500円、高校生1000円、中学生以下無料、全席自由。定員は各回200人。チケットは黒姫駅前のしなの書房、セブンイレブン信濃町古間店で販売。電話での申し込みも受け付けている。


 (申)(問)信濃町歌おこし町おこし実行委員会事務局☎︎090・8328・5957


記事 松井明子


2025年8月23日号フロント

 © weekly-nagano  All rights reserved.

bottom of page