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中学生発案「カーフェスタ」実現

  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

きょう飯綱町で約60台出展

当日の進行やスタッフの配置などについて打ち合わせをする実行委メンバーら
当日の進行やスタッフの配置などについて打ち合わせをする実行委メンバーら
「地域貢献活動」の取り組みから 親が実行委立ち上げて協力

 飯綱中学校(飯綱町)の生徒が構想立案し、企画・運営に携わるカーイベント「イイヅナマウンテンカーフェスタ」(実行委員会主催)が11月15日(土)10時から16時まで、飯綱町の牟礼B&G海洋センター駐車場で開かれる。会場には普段目にできない憧れのスーパーカーやスポーツカーなど約60台が集まる。企画を発案した同中学3年天野(結)(ゆい)(翔)(と)さん(3年)は「初めての経験で期待も不安も大きいけれど、来てくれた人みんなに楽しんでもらえるイベントにしたい」と意気込む。入場無料。


 飯綱中は総合的な学習の時間に地域学習を行い、3年生は自分たちで考えた「地域貢献活動」に取り組んでいる。天野さんは、地域外に向けて町の魅力を発信するグループで活動。この中で、自分が熱中している好きな車を中心にしたイベントの開催をほかの生徒3人と計画した。


 中学1年の時に、車のレーシングゲームに登場する車に魅せられた。実際の車を見るために、インターネットなどで調べて、世界に数台しかない車を置くショップや高級車を扱う中古車ショップ、それらが集まるパーキングエリアを訪ねるようになった。


ポスターを手に多くの来場を呼びかける天野結翔さん(右)、高橋雅人さんの中学生メンバー
ポスターを手に多くの来場を呼びかける天野結翔さん(右)、高橋雅人さんの中学生メンバー

 そこで町内外のたくさんの車のオーナーたちと出会った。親しくなったオーナーに自分の住む町を知ってもらい、一方で地域の人たちには車を見て盛り上がってほしいという思いを強くし、所有者が出展料を払って愛車を展示する方式のカーイベントを構想。


 授業の一環で学校が主催するのは難しいイベントだったが、8月下旬、リンゴ農家を営む天野さんの母奈津美さん(45)が実行委員会を立ち上げて協力することになり、実施に向けて動き出した。


 当日はフェラーリ、ランボルギーニアヴェンタドール、ランボルギーニウラカン、ポルシェ、日産GT—R、コルベットなどのスーパーカーやスーパースポーツカーなどを間近に見学できる。来場者による人気投票も行う。会場では、「地域貢献活動」で結翔さんと同じグループで活動する「ごはんチーム」が、町産の旬のリンゴで作ったおやきやスイーツ、ドリンクを提供。「ワークショップチーム」がビーズのワークショップや縁日を運営する。グルメやドリンクなど地元のキッチンカーの出店もある。


 大人6人、中学生4人で構成する実行委は「中学生の熱い思いが詰まったイベント。豊かな自然やおいしいリンゴ、温かい人たちなど飯綱町の魅力を広く知ってもらう機会に」と多くの来場を呼びかけている。

 (問)実行委・天野☎︎080・1274・0813


記事・写真 中村英美


2025年11月15日号掲載フロント

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