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「戸隠の至宝〜守り継がれた信仰と由緒」

  • 9 時間前
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貴重な宝物70点紹介 県立歴史館で企画展 

長泉寺所蔵の「聖観音菩薩坐像」(中央)について解説する中山さん
長泉寺所蔵の「聖観音菩薩坐像」(中央)について解説する中山さん

 戸隠信仰約1200年の歴史を今に伝える貴重な宝物約70点を紹介する企画展「戸隠の至宝〜守り継がれた信仰と由緒」が千曲市の県立歴史館で開かれて います。


 戸隠神社は、平安時代(850年ころ)に「戸隠寺」として開かれたのが始まり。その後、戸隠山顕光寺(けんこうじ)という神仏混交の寺院として1000年余りの歴史を刻みます。明治初年の1868年、神仏分離令の発令によって、寺院から「戸隠神社」へと転身、今日に至っています。この後,山内での神仏の分離が進み、奥社、中社、宝光社各社殿に置かれていた仏像、仏具類の多くが整理され離散することになりました。また、山内の各宿坊の神内の仏像・仏具類も整理されます。


 同展では、そうした歴史の荒波の中で、地域の人々や宿坊が守り抜いてきた顕光寺由来の宝物を展示紹介しています。


 木像「聖観音菩薩坐像」(県宝)は1298年、雪崩で奥院が倒壊し本地仏も失われたことから、この年に再興されたもので、神仏分離を経て千曲市の長泉寺に移安されました。1851年造立の木像「孔雀明王坐像」は、1945年の宝光社の大火の際に火中より救出された仏像です。


 江戸時代の絵図から現代の観光ポスターまでを集めたコーナーでは、今日戸隠を象徴する美しい杉並木の風景がどのように人々の心に定着していったのか をたどることができます。


 展示を担当した中山敦文化財指導主事は「宝物は神仏分離だけでなく、過去には戦乱、雪崩、火災などを乗り越えて受け継がれてきた。守り継いできた人々の願いにも思いをはせてほしい」と話していました。


 8月23日(日)まで。開館時間は9時から17時。休館日は月曜と8月12日(火)。入館料は企画展のみ一般300円、大学生150円、高校生以下無料。


 (問)総合情報課☎︎274・3991



2026年8月1日号掲載

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