「信州スケッチ散歩」続編
- 1 時間前
- 読了時間: 2分
桜枝町の深見さん出版

県内各地の風景や名所を描いた水彩画に、見どころなどの解説文を載せた画文集「ぶらり信州スケッチ散歩」を5年前に出版した桜枝町の深見多美夫さん(92)が、このほど、続編となる「続・ぶらり信州スケッチ散歩」を自費出版しました。
巻末には、長野市を拠点に活動する川柳愛好者の会で深見さんも所属する「川柳美すゞ吟社」の機関誌「美すゞ」などに掲載された自作の川柳を併載しました。
掲載した45点の水彩画は「美すゞ」の表紙絵として描いてきた約140点から厳選しました。選ぶ際には、県内にある国宝の縄文時代の土偶「縄文のビーナス」と松本城、国重要文化財に指定されている善光寺世尊院にある等身大の釈迦涅槃像、軽井沢の旧三笠ホテルを最初に掲載したほか、下栗の里(飯田市)、霧ケ峰・車山高原など、広い県内をバランス良く紹介するようにしました。
制作過程で深見さんは、「改めて、信州の自然の素晴らしさ、四季ごとに見せる色彩美を感じた」と振り返ります。川柳は、社会情勢への怒りや不安のほか、「百薬よりラジオ体操早歩き」「生きてるか長湯の妻に確かめる」など、ラジオ体操や30分の散歩で健康維持を図っていること、妻の淳子さんとの生活の様子などを詠んだ句が並んでいます。
深見さんは新聞社を定年退職後、公民館で開かれた水彩画講座の受講をきっかけに水彩画を始めました。その後、知人の誘いで川柳美すゞ吟社に入り、昨年、体力の衰えなどで退任するまで「美すゞ」の編集長を長年務めました。「この画文集は、定年後に始め、打ち込んできた水彩画と川柳の集大成。『生きた証』として出版した」とし、「長く、元気でいるために何か、打ち込めるものを持ってほしい」と、同年代の人たちにエールを送ります。
AB判、2200円、110ページ。
(問)文芸出版☎︎268・0333
2026年7月25日掲載
