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きょう・あす「まんが甲子園」本番

  • 8月2日
  • 読了時間: 2分

長野俊英高校漫画研究部  

平常心で上位入賞を目指したいと意気込むまんが甲子園出場メンバー(左から池田さん、中村さん、藤木さん)
平常心で上位入賞を目指したいと意気込むまんが甲子園出場メンバー(左から池田さん、中村さん、藤木さん)
平常心で楽しみたい

互いの力を認め合う3人 気持ち合わせ上位入賞を

 長野俊英高校(篠ノ井)漫画研究部の3人が8月2日(土)、3日(日)、高知市で開かれる第34回全国高校漫画選手権大会「まんが甲子園」本選に出場する。同高の本選出場は12年ぶり2度目。3人は「いつも通り平常心でリラックスして楽しんできたい」と気持ちを合わせて上位入賞を目指す。


 本年度、同部のメンバーは2、3年生4人。このうち大会参加を希望した部長の中村鈴さん(3年)、副部長の池田優奈さん(同)と藤木秀直さん(2年)でチームを作って、6月にあった予選に臨んだ。予選は二つのテーマのうち一つを選んでB4サイズで「1枚まんが」を仕上げる。チームは「カスタマイズ」を選んだ。


 作品は、ちょうど制作時期が定期試験や、文化祭で販売する部誌づくりと重なり、超多忙だったことから、「もう一本でも余分に手があったら」という素直な発想から制作。4本のメカの手に手伝ってもらい、勉強をしながら、大好きなドーナツも食べながら、漫画を描く人物を「私たちはこうなりたい」というせりふと共にデジタルでコミカルに表現した。


 予選には42都道府県と台湾やインドネシア、韓国など海外の高校合わせて184校が応募。プロの漫画家らの審査を経て、国内30校と海外3校の計33校が本選大会へ進んだ。本選では、事前に決められた五つのテーマのうち二つが出題され、各日5時間半の制限時間内にチームでB2大パネルに仕上げて競う。


 3人とも普段描いているのはイラストが中心。メンバーは「中村さんは動物のかわいいイラストが得意で発想の瞬発力が持ち味」「池田さんはキャラクターのデザイン力と色彩センスがすごい」「藤木さんは基礎画力が高くてアイデアが豊富」と互いの力を認め合っている。


 3年の先輩たちの引退で1人になる2年の藤木さんは「楽しんできたい思いと、良い結果を出して来年の新入部員を増やしたい思いがある」。中村さんと池田さんは「考え過ぎたら駄目な気がする。緊張せずに自然体で、3人の持ち味を出し合って舞台を楽しみたい」と笑顔で話した。


 大会は、高知県とまんが王国・土佐推進協議会の主催。


記事・写真 中村英美


2025年8月2日号フロント

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