物語をより感じられる作品に
- 1月17日
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千曲市のピアニスト梨本さん セカンドアルバム

あすリサイタル 躍動感や息遣い体感を
「何かしらの物語をより感じられる作品に特化したアルバムを作ってみたいというのが今回のコンセプト。最初から最後まで通して聴いてくれた人が、異世界を旅してきたような気分を味わってくれたらうれしい」—。千曲市出身、在住のピアニスト梨本卓幹(たくみ)さん(30)が1月28日2(水)に2枚目のCDアルバム「Chronicle(クロニクル)〜音楽で紡ぐ物語」を発売する。1月18日(日)14時から、発売記念リサイタルを同市の「信州の幸(めぐみ)あんずホール」で開く。
今回のアルバムはシューマン「謝肉祭」、ラベル「水の戯れ」、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」、ショスタコービッチ「3つの幻想的舞曲」など7人の作曲家の計31曲を収録する。
このうち、多肉植物を題材にした「ユーフォルビアオベサ」は、梨本さんの東京音楽大学付属高校時代の恩師で作曲家の川上統(おさむ)さん(46)が書き下ろしてくれた新曲だ。サンサーンス の「水族館」と「白鳥」は、梨本さんが編曲を手がけ、一人でピアノ3台分の音を重ねる多重録音で制作した。「よくピアノ1台でオーケストラというけれど、それが3台分になると、何乗分にもなって音が厚くなるところが面白い」という。
梨本さんは、東京芸術大学のピアノ科を経て、ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽院に留学し、修士号と、最高学位のソリスト・ディプロマ(国家演奏家資格)を取得。2021年7月に帰国後は、故郷の千曲市を拠点に本格的に演奏活動を始めた。22年、ファーストアルバムリリースとともに個人の音楽事務所「オフィス・クルテ」を立ち上げる。リサイタルを中心に国内外で活躍する指揮者や管弦楽団などとの共演でキャリアを積み、今は指導者、編曲家としても活動している。
「音色の幅を褒めてもらうことが多い」という梨本さん。「レパートリーの幅が広いのも自分の魅力の一つかなと思っている」。今回の聴きどころは「いろいろな時代や国のさまざまな曲を演奏しているところ。各曲の世界観を感じ取ってもらえたらいい」。リサイタルでは「会場だからこそ感じられる躍動感や息遣いを体感してほしい」と笑顔で話した。
記事・写真 中村英美
CDは2970円。リサイタル会場で先行販売する。
ほかは梨本さんの公式ホームページ
から申し込み。
リサイタルは全席自由。前売り、当日共に一般3000円、高校生以下1000円
信州の幸(めぐみ) あんずホール、長野市芸術館チケットセンター、ホクト文化ホールで購入可能。
(問)オフィス・クルテ(メール)info@office-korte.com
2024年1月17日号フロント



