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冬を乗り切るライチョウの知恵
あまり飛ばずに歩く 休む時は雪の中へ 今年から「気象予報ムシ」は、「いきもの天気図鑑」として新たなスタートを切ります。「いきものの暮らしから天気を学ぶ」というテーマはそのままに、虫だけでなく、さまざまないきものをご紹介していきます。 初回の主役は、長野県の県鳥「ライチョウ」です。 北アルプスなどの高山に暮らすライチョウは、冬が近づくと、別の鳥と言ってもいいほどの衣替えをします。夏は岩や草に似た茶色のまだら模様ですが、雪の季節になると、純白の羽毛に変化します。これは、景色に溶け込んで、キツネやタカなどの天敵から身を守るためです。 寒さを乗り切る知恵も見事です。冬は、エネルギーを節約するため、あまり飛ばずに歩いて移動します。足先まで覆う羽毛は「天然のスノーシュー」となり、雪の上を沈まずに歩ける上、断熱材として体温をしっかりキープしてくれます。休む時は雪の中に潜り、外気の冷たさから身を守ります。雪の中は意外なほど暖かい安息の場なのです。 しかし、そんなライチョウも、いま絶滅の危機にあります。大きな理由の一つが「地球温暖化」です。雪の減少や植生
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