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103 糸の村・糸の町30 信濃絹糸
くず繭を宝の山に生かす 丸子小唄 土谷泉石作歌 作曲 (二) 丸子よいとこ 来てみやしゃんせ イト キイト サノ サ 並ぶ煙突 はく煙 イトサ イト キイト サノヨイヤサ イトサッサッサ “糸の町”丸子を全国的に特色付ける一つに、絹紡糸の製造があった。生糸にはできない「くず...


49 コントロール幻想 「自分は晴れ男」と思い込む
「晴れ男」「晴れ女」と自称する人がいます。 冷静に考えれば、人間が自然現象を左右できるはずはないのですが、大切な日に願った通りの晴れになった経験が重なると、自分には天気をコントロールできる力があるかのように思い込むのでしょう。...


小林フィデアさん
母国に孤児院建設目指す 心揺さぶられ個人で献金 タンザニア出身の小林フィデアさんがわが社に入社したのは、もう20年以上前になります。一度は面接で不採用になったのですが、まゆみさんの友人からの紹介があり、私が直接お会いすることにしました。...


30 苦心して詠む重いテーマ
太平洋戦争末期の1945(昭和20)年、原子爆弾が日本に投下されました。8月6日に広島へ、そして9日に長崎へ。その悲惨な被害を、丸木位里・俊夫妻は絵画作品に残しましたが、俳句にも詠われています。 原爆図中口あくわれも口あく寒 加藤 楸邨...


48 スノッブ効果 人と異なる自分でいたい
数量限定、期間限定、地域限定といった「限定もの」を見ると買いたくなりませんか。 それは、他人の持っていない希少なものに価値を感じるためです。この心理を「スノッブ効果」と呼びます。「スノッブ」は「俗物的」「上流気取り」といった意味です。...


21 息子2人が入社
米国の次男に「力を貸して」 長男は経理・資金繰り担当 サンクゼールチャペルが完成した2005年、社名を斑尾高原農場からサンクゼールに変更しました。 「サンクゼール」の名は当初、1989年にオープンしたレストランに付けました。旧三水村の誘致が決まり準備をしていた頃、いろいろな...


20 経営理念
ベースは聖書のみことば 全員参加でチャペル建設 例年、年末休みに入る前にスタッフと共に「仕事納め式」を行っています。2001年12月、仕事納め式の最後に、まゆみさんが「会社がますます繁栄しますように、皆さんの健康が守られますように、家族が祝福されますように」と、初めてスタッ...


47 ヴェブレン効果 高価だから買いたくなる
中国人団体ツアーによる「爆買い」が注目されたのは2010年代半ばごろのことです。この言葉は、2015年の流行語大賞にも選ばれました。 日本人もかつて、バブル景気に沸いた1980年代後半〜90年代初頭、欧米に旅行し、ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネルなど高級ファッションブラン...


地名から分かる歴史 災害に関する情報も
住んでいる地名の由来を調べたことはありますか。 例えば「大豆島」は、大豆栽培が盛んに行われた地であったことが由来といわれます。 「三輪」は美和氏が住んでいた所という説があります。 「徳間」は、古語で領主を意味する「とこ」が、領主のいたところの「とこま」になり、それがなまって...


19 佐藤さん夫妻
ナパでワイナリーを経営 わが社を応援 出資受ける 1997年にオリンピックジャムの限定販売、1999年オープンの「サンクゼール・ワイナリー」軽井沢店(2020年に閉店)が成功し、経営が上向きになりました。 同じ頃、次男の直樹はアメリカに留学していました。高校3年のときに進路...


46 上昇選好 下降しないから気分良く
日米通算28シーズンをプレーし、2019年に45歳で引退したイチロー選手の通算安打数4367本はギネス認定の世界記録です。 彼のような打者を評価する指標として、最も一般的なのは「打率(=通算安打数÷打数)」です。 プロ野球では年間の打率トップの打者を「首位打者」と呼び、イチ...


117 小熊山
残雪の北アと木崎湖望む 梅雨入り前の好天が続いた6月上旬、大町市の木崎湖西側の小熊山(こぐまやま=1303メートル)に登った。下山後、その先の林道から木崎湖を見下ろし、残雪の北アルプスの眺めも楽しんだ。 山仲間3人で7時前に長野市内を出発。五輪道路で小川村を経て白馬村に入る...


104 糸の村・糸の町31 伊那谷の組合製糸
農民主体の産業組合構想 春繭(はるまゆ)の 安きを妻となげきつつ のぞみうすくも 夏蚕(なつご)飼ふなり 下市田 岡 のぼる 苦労して収穫にこぎ着けた繭が、思うような値段で売れない養蚕農家の嘆きだ。昭和の初期、1930年前後に、下伊那郡下の青年たちの間で文芸誌が数多く発行さ...


29 上五へ戻る読者の心
松尾芭蕉の教えをまとめた書物に「三冊子(さんぞうし)」があり、その中に「発句(ほっく)の事は行きて帰る心の味わいなり」という言葉があります。 「おくのほそ道」の句、 閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声 芭蕉 では、突然「閑さや」と言われ、読者は「何が?」と思います。すると...


18 軽井沢に出店
ナパバレーにあるような ワイナリーショップを サンクゼールは1997年、長野冬季オリンピックのライセンスを取得し、ロゴマーク入りの特別製造ジャム5種(りんご、ブルーベリー、ラズベリー、くるみ、ハーブミックス)を限定販売しました。百貨店のギフトコーナーなど、全国さまざまな店の...


45 バンドワゴン効果 「時流に乗りたい」心理から
一般にあまり知られていませんが、ファッションなどにおける「色」の流行は、自然発生的なものではありません。 「一般社団法人 日本流行色協会」が中心になって、有識者と会議などを行い、毎年の流行色を決めています。その発表後にアパレルメーカーなどが、その流行色を使った商品を発売しま...


17 リーダー観
一人で悩まず窮状を話す 頑張ってくれたスタッフ 聖書のみことばが私を変え、教会で癒やされる経験をして、まゆみさんに続き私も1993年に洗礼を受けました。それまでは努力して戦って勝ち取る人生で、常に頑張ってきました。しかし、弱いままでいい、頑張らなくてもいい、ありのままの自分...


16 信仰
聖書の みことば深く心に 落ち込んだ私 励まされる 資金を貸してもらえなくなればすぐに倒産という緊張感の中で、私は銀行の担当者に何回も再建計画の説明をしました。そして、だんだんと追い詰められた気持ちになっていきました。 結果が伴わないと、「自分が間違っていたのではないか」と...


44 確実性効果 絶対的なことに過剰反応
新型コロナウイルスの流行、地球温暖化に伴う気候変動や異常気象、台風災害や大規模地震など、予期せぬ事象がたびたび起きる今日は「不確実」な時代です。 人間の心理はというと、確実性を重視し、完璧さを求める働きがあります。これを行動経済学では「確実性効果」と呼びます。...


116 鉢伏山 高ボッチ
諏訪湖見下ろし松本平一望 山歩きに快適な季節となった5月中旬の土曜日、山仲間4人で松本市・岡谷市境の鉢伏山(1929メートル)と、塩尻市・岡谷市境の高ボッチ山(1665メートル)を訪れた。 二つとも松本平と諏訪盆地を隔てる丘陵状の高みにある。諏訪湖を見下ろし、松本平を一望。...
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