3年ぶりに「伝統芸能体験会」下駒沢の氏子保存会と育成会

子どもら太鼓・獅子舞に興味津々

下駒沢氏子保存会の会員から、獅子頭の扱い方を聞く子どもたち

 下駒沢氏子保存会と下駒沢育成会はこのほど、地区の子どもたちを対象に「秋まつり伝統芸能体験会」を古里公民館で開きました。体験会は昨年、一昨年、新型コロナウイルス感染防止のため中止。「このままだと、地域の子どもたちが新たに伝統芸能にふれる機会がなく、忘れられてしまうのではないか」と危機感を覚えたという下駒沢育成会会長の高岡舞さん(43)が、保存会の世話人に声をかけ、3年ぶりに体験会が実現。大人も含め約100人が集まりました。

 体験会では、保存会で活動している小中学生がお囃子と獅子舞を披露。参加した育成会の子どもたちは、実際に太鼓をたたいたり、獅子頭に触るなどの体験をしました。

 体験会は3年前まで、下駒沢公民館で小学4年生を対象に開いていましたが、新型コロナの影響で開催が中止され、今年5月ごろまでは公民館に集まっての練習も控え、それぞれ自宅で自主練習をする日々でした。

 保存会は、下駒沢の伊勢社の祭りや「ながの獅子舞フェスティバル」などのイベントでお囃子や獅子舞を行うなど、下駒沢の伝統芸能の継承活動をしてきました。

 保存会に入っている友達に誘われて参加したという柄沢明那さん(8)は、「友達がすごく上手にやっていたので、自分も太鼓や獅子舞をやってみたい」と興味津々。保存会の会員で獅子舞を舞っている高岡昊(そら)君(13)は「獅子を見て最初は怖がっていた子が笑顔になってくれた」とうれしそうに話していました。

 体験会の翌日行われた保存会の練習には、体験会に参加したことをきっかけに新たに4人の子どもたちが参加。保存会世話人の寺島光英さん(64)は「お祭りの練習は、伝統芸能の継承だけでなくあいさつや言葉遣いなどの礼儀を教える場でもある。地域の大人としてしっかり伝えたい」と話していました。


2022年7月2日号掲載