1泊2日の「アイデアキャンプ」 飯綱町の「若者会議」

町の課題解決へ提案

若者たちの提案を、町の関係者らは真剣に聞いた
町は予算面でも支援の考え

「非日常」のディスコをすぐそこに 移住者ら「町の中に入っていきたい」

 若者の視点で町の課題を解決するアイデアを提案してもらい、実現していくことを狙いに、町づくり会社「カンマッセいいづな」が運営するプロジェクト「若者会議」が行われている。9月17、18日には1泊2日の「アイデアキャンプ」を開催した。

 キャンプには、町外からの参加者も含め20代から30代の14人が参加した。初日は、町の複合交流施設「いいづなコネクトEAST」でディスカッション。参加者一人一人がやりたい企画を発表した後、3班に分かれ、「なぜ・何を・どのように」行うかを検討した。終了後は宿泊施設の「いいづなコネクトWEST」に移動。夕食後、ディスコやバスケットボールを楽しみ、交流を深めた。

 18日は、前日のディスカッションで出た課題を整理して解決案をまとめ、班ごとにプレゼンテーションした。

 「ディスコをつくる」を提案した班は、「すぐそこにある『非日常』」が必要とし、「誰もが参加しやすい非日常空間にしたい」と説明。町民や移住者、町外に住む大学生らが集まった班は「いいづな暮らしを楽しみたい」をテーマに発表。近所付き合いや秋祭り、草刈りといった日常の「ふるまい」を遊びの感覚で活用し、町の中に入っていきたいと述べた。


ディスカッションでは活発な議論が交わされた

 4月に町に移住してきた石井貴大さん(30)は「大好きな飯綱町ともっとつながりたいと思い、参加した。丸々2日、話し合う機会は貴重で刺激的だった」とし、早速アイデアを実行するため、班仲間のリンゴ畑に手伝いに行き、リンゴをもらう予定だ。

 プレゼンテーションを見学した峯村勝盛町長は「若い人たちがこの町を愛し、子育てをし、一生過ごしてくれる魅力的な町にするにはどうしたらいいか、改めて考えさせられた。楽しかった」と話した。

 「若者会議」は、6月に参加者説明会を開き、8月に「町のフィールドワーク」を実施。町内の観光地や観光施設、農産物直売所、ミュージアム、駅前商店街、食品製造販売会社など、十数カ所を見て回り、町の魅力と課題を探った。

 町では今回出た提案を、夢を実現する「オリジナルプロジェクト」と位置づける。若者会議が地域の人を巻き込んで実行していくことを期待し、予算面でも支援していく考え。来年度以降も同会議を開いていきたいとしている。

記事・写真 斉藤茂明


2022年10月1日号フロント