飯綱町の川や用水 自然や歴史を紹介

特別展

地図の前で飯綱町の用水の分布などを解説する富樫館長

 いいづな歴史ふれあい館(飯綱町)は、特別展「飯綱町と水の恵み」を11月27日(日)まで開催しています。同町の川や用水などについて、地質や歴史、人々の営みといったさまざまな側面から学べる展示です。

 同館は、川や用水、ため池などの位置を示す町全体の地図を初めて作成して公開。水源の分布や川の流れ方が、地形や地質のどのような要因で成り立っているかを伝えています。

 鳥居川から取水し、三水地区の広い範囲に農業用水を供給する芋川用水(全長29キロ)については、複雑に屈曲させながら小さな勾配で遠くまで水を運ぶように工夫されていることや、現在の篠ノ井塩崎出身の清水戸右衛門が1580年(1603年の説も)に開削し、後に飯山藩士の野田喜左衛門が延伸させたこと、2人を祭る神事が現在も地域で続けられていることなどを紹介しています。

 富樫均館長は「用水を知ると、地域の特徴や歴史が見えてくる。牟礼と三水の水事情の違いも知ってほしい」と話しています。

 入館料は一般300円、小中学生150円。町民は無料。月曜と祝日の翌日は休館。

 記念講演会は10月30日(日)13時半から15時、飯綱町民会館で。県立歴史館名誉学芸員の山浦直人さんが「歴史に残された水の恵み・先人の知恵〜県内各地の堰・用水の遺産巡り」を話します。入場無料。申し込み不要。

 (問)歴史ふれあい館☎︎253・6646


2022年10月22日号掲載