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飯山の禅寺で「坐禅会」

参加者募集

正受庵で行われている座禅(同寺提供のパンフレットより)

 飯山市の禅寺「正受庵」で月1回坐禅会を開いている長野市民主体の「梁山会」が、新会員を募集しています。坐禅以外の楽しみも多く、関心のある人の気軽な参加を呼び掛けています。

 正受庵は350年に及ぶ歴史を持ち、臨済宗中興の祖といわれる白隠禅師がここで本物の悟りを得たといわれています。創設者の正受老人は、初代松代藩主・真田信之の庶子で江戸での修行の後、飯山に小さな庵を設けました。以来、「檀家なしの道場」として多くの人たちが「坐り」(坐禅)に訪れました。

 1977(昭和52)年に発足した梁山会は現在、会員25人。一時は50人以上の大所帯でしたが、会員の高齢化とともに道場内に隙間が目立つ寂しさを感じています。

 坐りは、年末12月から雪の多い3月までと、真夏の8月は休みます。実施日は9時45分までに庫裏に集合し、10時からの坐りに備えます。

 導師(和尚)による拍子木の合図で始まる坐りは約1時間半。足腰が不自由な人には、椅子の用意もあります。姿勢の悪い人や希望者には導師が警策で肩や背中を打ちます。

 この会が始まった頃は、坐りの次に白隠禅師坐禅和讃の提唱(講義)がありましたが、今は省略されており、終われば流れ解散となります。

 今年は4月25日(火)と5月7日(日)の日程が決まっています。

 参加希望者は世話役の轟和昌さん((電)221・6446)か、細田欽也さん((電)259・3433)へ。


2023年2月25日号掲載

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