長野市民吹奏楽団 おらが町の楽団 創立50周年

11月27日記念演奏会

記念演奏会に向けて練習するメンバー
記念の新曲「大いなる神秘の山へ」初演

新型コロナによる『休止』からの復帰を感じて

 「長野市民吹奏楽団」が創立50周年を迎え、11月27日(日)、若里のホクト文化ホール(県民文化会館)で記念演奏会を開く。

 同楽団は1972(昭和47)年、愛好家17人で発足。社会人の吹奏楽団は県内で最初だった。50年続く楽団は全国でも珍しいという。

 現在の団員は高校生から70代までの約60人。創立時のメンバーが1人になった一方、10代から20代の若い人も多い。メンバーが入れ替わりながら、息の長い活動を続けてきた。

 年1回の定期演奏会と年2回のファミリーコンサートを開くほか、市内で開かれる各種イベントに出演。市民には「市吹」の愛称でなじみの存在だ。「演奏会には吹奏楽ファンだけでなく一般の音楽好きが来てくれる。『おらが町の楽団』として親しんでもらっている」と音楽監督で常任指揮者の稲垣征夫さん(80)=東京。団長の倉崎昌浩さん(60)は「市の行事のお手伝いなどを通じて、長野の音楽文化に貢献してきた」と振り返る。

 ただ、新型コロナの影響で、2020年から2年間は断続的に練習を休止。予定した演奏会の断念も相次いだ。定期演奏会は3年ぶりとなる。

 楽団は50周年を記念して、吹奏楽曲を多く手掛ける作曲家・八木沢教司さん=兵庫県=に新曲の作曲を委嘱。今回の演奏会で初演する。出来上がった新曲「大いなる神秘の山へ」は、長野の雄大な自然をイメージして書かれた。倉崎団長は「明るく、若々しい躍動感がある曲。この楽団の財産としてずっと演奏し続けていきたい。そのためにも『何度も聴きたい』と思ってもらえるような、いい演奏をしたい」と言う。

 新曲のほかには、クラシックの名曲と、アニメ映画のメドレー曲などを予定。過去の演奏会で聴衆に人気だった曲を選んだ。倉崎団長は「久しぶりの定期演奏会を、楽しく明るいコンサートにしたい。新型コロナによる休止状態から復帰したことを、聴きに来た人に感じてほしい」と話し、来場を呼び掛けている。

記事・写真 竹内大介


 

長野市民吹奏楽団〜創立50周年記念演奏会(第48回定期演奏会)

11月27日(日)14時から、ホクト文化ホール大ホールで。

 プログラムは、行進曲「威風堂々」第1番、委嘱新曲「大いなる神秘の山へ」、「ディズニー・ファンティリュージョン」、「スピリティッド・アウェイ『千と千尋の神隠し』より」。指揮は音楽監督・常任指揮者の稲垣征夫さん。

 入場料は一般1000円、中高生500円、小学生以下無料。チケットは同ホールで販売。当日券あり。

 (問)倉崎☎︎090・4621・7205


2022年10月8日号フロント