長野にある「世界各国の料理店」

「本場の味」「旅先での味」を提供

写真左=オールドサイゴン、同中=ビアホール トピ、同右=台湾ダイニング心

 10月22日のまち歩きは、長野にある世界の食堂を巡る趣向。案内人は、これまでに世界50カ国を訪問し、長野に住む外国人と交流がある日本語教師の柳沢早紀さん。この日は外国料理が食べられる4店を選び、参加者を連れて行ってくれた。各店では食事をする時間はなかったが、店内に入って雰囲気を味わい、店主らの話を聞いた。

 初めに訪れたのは権堂アーケード通り。中央通り寄りにある「オールドサイゴン」はベトナム料理店。同国ホーチミン出身の店主・タムさんが、「長野のベトナム人がいつでも故郷の味を食べられるように」と今年開いた。

 ベトナム風サンドイッチ「バインミー」や、米粉の麺料理「フォー」など本場の味を楽しめる。店の外に低いテーブルと椅子が並ぶのも現地の屋台風だ。

旅の思い出を語る世界食堂の店主・大久保さん

 権堂アーケードを大通り方面へ歩くと、鮮やかな青色の外観が目出つ「ライブレストラン ビアホール トピ」がある。ギタリストでもあるオーナー酒井孝之さんが開店して6年目。店の奥にはグランドピアノが置かれ、ジャズやポップスのライブが定期的に行われる。

 料理は、インドとネパール出身のコックが作る本場のカレーとナン。カウンターの中にナンを焼くタンドール窯があり、200度という高温の中に手を入れて作る。カレーには甘みがあるが、これはカシューナッツが入っているためだそうだ。

 アーケードをもう少し大通り寄りに行くと、焼き肉店の2階に「世界食堂」がある。店主の大久保邦博さん(60)は、サラリーマンだった47歳の時に米国に旅して世界旅行に目覚め、脱サラして80カ国を訪問。店は10年前、旅好きや外国人が集まって旅の話ができるように—と開いた。

 世界の料理を月替わりで提供。取材時はインドネシアの「ルンダン」。12月はタイカレーが出る予定だ。営業は金・土曜が基本だが、それ以外に開店する日もあるという。

 最後に訪ねたのは南千歳の「台湾ダイニング(心)(しん)」。台湾出身の店主桜井英治さんが本場の台湾料理を提供。人気は煮込んだ豚肉をご飯にかけたルーロー飯で、台湾でポピュラーなメニューだという。

 「皆さんに教えたいお店はほかにもたくさん」と柳沢さん。長野の街には世界各国の料理店が多くある。気になりつつも入ったことのない店を訪ねてみようと思った。

 竹内大介

 

11月のながの門前まちあるき

 16日(水)13:00〜15:00、「お誕生日じゃない日の楽しみ〜本と芝生と」。案内人は合同会社キキCo-Founder代表社員の川向思季さん。

 19日(土)10:00〜12:00、「あの頃のじぶんとあるく」。案内人は古着屋TRIANGLE店主の青木寛和さん。

 定員は各10人。参加費1000円(学生500円)。

 (申)(問)まちくらしたてもの案内所☎︎090・1553・1485(9:00〜18:00)


2022年11月5日号掲載