神社と地域の歴史を冊子に

北長池の長池水原(みなもと)神社文化財保存会は、同神社と地域の歴史や文化財などをまとめた冊子「私たちのふるさと北長池を護る 長池水原神社」を発行しました。
同保存会は2015年設立。長池地区で受け継がれてきた祭り、獅子舞、神楽など伝統文化や行事を本にまとめて後世に伝えていこうと、20年、同保存会歩み誌編纂部を発足。古文書や史料集めをしました。
同保存会によると、長池地区は1メートル掘れば水が出てくるといわれるほど水が豊かな地域。綿半スーパーセンター長池店のそばに船着き場跡があるといいます。
「北長池誌」を発行した42年前に約450戸だった戸数も現在約1000戸に増えました。今回発行した冊子には長池地区の成り立ちも記され、新しい住人らにも分かりやすい内容になっています。
同保存会の今井徹夫会長(81)は「長池水原神社は地域の宝。これからも大切にしていきたい」。副会長で、歩み誌編纂部長の春日山重行さん(74)は「神社や地域の歴史がよく分かる。たくさんの人に知ってもらいたい」と話しています。
A4判。500部作成。氏子や小中学校、図書館などに寄贈。150部は希望者に販売することを検討しています。
(問)藤倉☎︎090・4001・8230
2023年3月11日号掲載