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長年の創作活動振り返る

  • 4月19日
  • 読了時間: 1分

田中清光さん作品展 5月13日から

2001  Aug デカルコマニー
2001 Aug デカルコマニー

 詩人・文筆家・画家として活動する田中清光(せいこう)さん(94)の作品展が5月13日(火)から6月8日(日)まで、岡田町のギャラリー82で開かれます。


 田中さんは1931(昭和6)年、松本市生まれ。東京に移住後、45(同20)年に東京大空襲に遭い、信州に疎開。その後八十二銀行に勤めながら詩作活動を行い、45歳で文筆家として独立。発表した詩集は山本健吉文学賞や三好達治賞など数多く受賞。近代日本詩人たちの評論や信州の自然についての随筆なども手掛けました。また、64歳に「デカルコマニー」(絵の具を乗せた紙に別の紙を押し当てて、剥がすことにより偶然の象形を生み出す技法)の絵画も始めました。


 展覧会は、長年の創作活動を振り返り、また戦後80年に合わせ、自らの体験を克明につづった「東京大空襲」の詩作や絵画作品を展示します。


 会期中、田中さんによる作品解説や朗読などのギャラリートークがあります。第1回は5月17日(土)、第2回は31日(土)、共に13時半から15時。17日は劇団「文学座」の桜井章喜さんの朗読、31日はナレーターの三島さやかさんの朗読と恩田美佳さんのフルート演奏があります。


 入場無料、駐車場あり。ギャラリートークは事前予約制で各回先着40人。

 (申)(問)八十二文化財団☎︎224・0511


2025年4月19日号掲載

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