松代の5寺で10日から特別公開

松代町の5カ所の寺院で3月10日(金)から13日(月)の4日間、「真田家御霊屋(おたまや)公開と寺宝展 真田信之御霊屋落慶記念特別公開」が行われます。
「真田信之松代入部400年記念事業」の一環。昨年の大型連休にも一斉公開を行いましたが、長国寺(松代)にある初代藩主信之の霊屋は保存修理工事中で見られませんでした。工事が12月に終わったのを受け、信之霊屋を含む真田家の霊屋などを公開します。
長国寺の信之霊屋は1660年建立で、重要文化財。保存修理工事では、こけらぶきの屋根のふき替え、壁や柱の漆や彫刻の彩色の塗り直し、飾り金具の修理が行われました。特別公開では中に入って天井絵などを見ることもできます。
ほかに大英寺(松代)で小松姫(信之正室)の霊屋、大鋒寺(柴)で信之の霊屋や墓、林正寺(清野)で信政(2代藩主)の霊屋、西楽寺(西条)で信重(信之3男)の霊屋などを公開。共通の特別拝観券を購入すると、期間中9時から16時の間、予約不要で各寺に入って拝観できます。
同拝観券は一般1800円、高校生1000円。販売は信州松代観光協会、松代まち歩きセンター、松代荘、ロイヤルホテル長野で。
(問)同協会☎︎278・3366
2023年3月4日号掲載