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芋井地区の広瀬神社 氏子らが神社誌刊行

地域文化の全体像一冊に

 芋井地区の広瀬神社(広瀬)氏子らがこのほど、神社誌「山里の神仏」を刊行しました。神社の歴史だけでなく、仏教を含めた芋井地区の信仰、民俗、自然環境など幅広い内容をまとめた文化誌に仕上げています。

 広瀬神社は2014年の神城断層地震で本殿が、翌15年の台風に伴う土砂崩れで拝殿が倒壊。18年秋に完成した社殿の再建に合わせて氏子ら11人の編集委員が神社誌の執筆を進め、4年以上の歳月をかけてこのほど完成しました。

 出来上がった神社誌はA4判・368ページ。全編にわたって大きなカラー写真を入れてまとめました。

 同神社の信仰については、飯縄信仰や庚申信仰など地域の信仰文化全体に目を配って記述。神仏の伝来や飯縄山の信仰文化についても詳しく触れています。

 ほかに、芋井地区全体の古道、山城、ため池、伝統産業などの文化を取り上げています。

 さらに、国立歴史民俗博物館元教授の井原今朝男さん、県立歴史館元総合情報課長の宮下健司さんら専門家8人が、芋井の歴史や自然について書いた寄稿文も収録しました。

 150部作成し、12月に同地区の6集落・約80戸の氏子宅に配布したほか、図書館などに寄贈。宮司の越志徳門さん(92)は「編集委員が長い期間かけて一生懸命執筆し、出来上がったことに感謝したい」。編集委員長の和田蔵次さん(85)は「地域の財産である歴史を見つめ直し、再発見するための教材として活用してほしい」と話しています。


2023年1月14日号掲載

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