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縁起良し、歌舞楽し、の日本画展

北野美術館 美人画など展示

 若穂綿内の北野美術館は、日本人の暮らしに根付いた祈りの対象を取り上げた作品と、艶やかな着物姿の女性などを描いた美人画を紹介する所蔵作品展「縁起良し、歌舞楽し、の日本画展」を開いています。2月26日(日)まで。

 第1展示室では、健康長寿や家内安全、合格祈願や厄よけなどのさまざまな願いの対象となる神仏や太陽、富士山、松竹梅などを描いた作品22点を展示。長寿の神とされる寿老人を描いた下村観山や菱田春草らの作品をはじめ、美人画家上村松園の「清少納言」や「紙ひな之図」、富士山を題材とした狩野探幽、前田青邨、小山硬らの作品が並び、特徴的な表現を見比べられます。

 第2展示室では、橋本明治や伊東深水、青山亘幹(のぶよし)らの作品9点を紹介しています。「日本人が日々の暮らしの中で頼りにしている神様などを取り上げた展覧会。一年の始まりにふさわしい、縁起が良かったり気持ちが華やいだりする作品を楽しんで」と同館。

 2階洋画展示室では、西洋絵画や日本の近代西洋画の巨匠たちの代表作合わせて約50点を展示しています。

 会期中、1月28日(土)、2月18日(土)は「ギャラリーコンシェルジュの日」として、14時から16時に同館学芸員が館内を巡回。来館者から展示作品や庭園、所蔵作品など北野美術館に関する質問に答えます。

 開館時間は9時半から16時半。月曜休館。一般700円、大学・専門・高校生500円、中学生以下無料。

 (問)同館☎︎282・3450


2023年1月28日号掲載

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