童画家の故・北島新平さん 絵本原画など紹介する展覧会

寄贈受けた信濃町の2館で

黒姫童話館に展示された北島さんの作品

 昨年亡くなった童画家・北島新平さんの絵本原画などを紹介する展覧会が、信濃町の黒姫童話館と一茶記念館で開かれています。

 北島さんは下伊那地方で教員を務め、児童文学誌「とうげの旗」の表紙絵を15年間にわたり制作。40代で退職後は画業に専念し、絵本や童話の挿絵などを手掛けました。

 昨年3月に亡くなった後、遺族が県内の幾つかの美術館に作品などを寄贈。このうち黒姫童話館には絵本原画やスケッチブックなど28点、一茶記念館には一茶の句の情景を描いた作品など116点が贈られました。両館では7月10日(日)まで(5・6月末日休み)、寄贈作品の一部を展示しています。


一茶記念館の御開帳記念展

 黒姫童話館では、寄贈された絵本「かあさんのおめん」「かっぱのかげぼうし」の原画やスケッチブックのほか、「とうげの旗」の表紙絵などを展示。描かれた子どもの愛嬌ある表情、多彩なタッチの描き分けなどを見ることができます。

 一茶記念館では、「絵本 一茶ものがたり」の原画、子ども向け伝記本「まけるな一茶」の挿絵、農業誌「信州の果実」に連載した表紙絵を展示。句の世界を表現した素朴で味わいのある作品を鑑賞できます。

 入館料は、黒姫童話館が一般800円、小中学生500円。一茶記念館が一般500円、小中学生300円。

 

 一茶記念館では開催中の善光寺御開帳に合わせ、記念展示「一茶と善光寺」も行っています。一茶らが選者を務め、1821年の御開帳に奉納された俳額の選句稿「善光寺如来前奉納句集」などの資料や、世尊院、西光寺などと一茶の関わりを紹介するパネル、門前の句碑マップなどを展示しています。6月29日(水)まで。

 (問)黒姫童話館☎︎255・2250 一茶記念館☎︎255・3741


2022年4月23日号掲載