真田信之松代入部400年記念事業

顕彰・文化や魅力発信…多彩な催し

事業スタートに臨み、甲冑姿で勝どきを上げる荻原健司市長(前列右)と香山実行委員長(同左)
真田公園内に「信州松代真田商店」

 「真田信之松代入部400年記念事業」が松代町で始まった。来年3月までの1年間、松代藩真田家初代藩主の信之を顕彰したり、松代の文化や魅力を発信したり、子どもたちの郷土への誇りを育んだりする多彩な催しが開かれる。

 信之(1566〜1658年)は、戦国時代に上田城を築いた昌幸の長男。関ケ原の戦いで石田三成軍についた昌幸、弟信繁(幸村)とたもとを分かって徳川家康軍につき、真田家を近世につないだ。1600年から上田城主、22年から56年まで松代藩主。その後10代にわたり真田家が治めた藩の基礎をつくった。

真田公園内に開設した土産物販売の「信州松代真田商店」

 記念事業は、松代町の商工、観光、文化などの団体が実行委員会をつくり、さまざまなイベントを行う。すでに、善光寺御開帳に合わせ、全国から訪れた観光客に松代の物産を販売する「信州松代真田商店」が真田公園内に開店。松代城を訪れた人に販売する御城印に、信之から数えて14代目の現当主・真田幸俊さんが墨書した特別バージョンも登場した。

 4月29日(金)から5月8日(日)には、町内5カ所の寺で「真田家御霊屋(おたまや)公開と寺宝展」。普段は公開していない長国寺の3代藩主真田幸道らの御霊屋や真田家ゆかりの寺宝などを特別公開する。拝観券は信州松代観光協会、松代まち歩きセンターなどで販売する。

真田幸俊さん自筆の御城印。信州松代観光協会で300円で販売

 真田宝物館では、7月から12月にかけて特別展「真田信之」を開催。信之について、3期に分けて総合的に紹介する予定だ。

 11月の「真田サミット」では、地元の子どもたちが信之に関する学習成果を発表するほか、真田幸俊さんが井伊家や宇和島藩伊達家の現当主と鼎談する。

 実行委員長の香山篤美さん(長野商工会議所松代支部長)は「多くの人に松代のファンになってもらう一年にしたい」と話している。


 

イベントの開催日と内容

6月29日(水)まで

●松代マルシェ「信州松代真田商店」 場所:真田公園(旧おやきや総本家跡)

松代の菓子や地場産品、土産物の販売

 

4月29日(金)〜5月8日(日)

●真田家御霊屋公開と寺宝展 場所:長国寺、大英寺、大鋒寺、西楽寺、林正寺

信之と小松姫、4代藩主までの御霊屋と寺宝の特別公開

 

5月29日(日)

●雅楽・舞楽演奏&松代雅楽演奏会 場所:松代文化ホール

善光寺大本願雅楽会と松代雅楽の演奏会

 

7月中旬

●伊勢町勢獅子と神楽の祭典 場所:松代町内

松代祇園祭に合わせ町内各地の獅子神楽が演舞

 

7月2日(土)〜12月19日(月)

●真田宝物館特別展「真田信之」 場所:真田宝物館

真田信之に関する資料を、3期に分けて総合的に紹介

 

10月2日(日)

●信州松代eスポーツ&コミックの祭典 場所:文武学校

ゲームプログラミング体験会と格闘ゲーム対戦・交流会

 

10月8日(土)・9日(日)

●松代藩真田十万石まつり 場所:松代城跡二の丸など

例年の催しに加え芸能人による騎馬やトークショーなども実施

 

10月下旬〜11月上旬

●松代城跡ライトアップイベント 場所:松代城跡

ライトアップした石垣に六文銭などを映し出す

 

11月3日(木)

●真田サミットin松代 場所:松代文化ホールなど

真田・井伊・伊達家現当主の鼎談、子どもの学習発表会など

 

 (問)長野商議所松代支所☎︎278・2534

 記事・写真 竹内大介


2022年4月9日掲載