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画伯15歳の自画像など

東山魁夷館で「第Ⅴ期」展

 長野県立美術館東山魁夷館(箱清水)は、「東山魁夷館コレクション展2023第Ⅴ期」を開いています。東山画伯が15歳の時に描いた自画像をはじめ、東京美術学校(現東京芸術大学)時代、ドイツ留学を経て39歳で日展で初めて特選を受賞する以前の作品を中心に、早春の情景を描いた作品など合わせて54点を紹介しています。

 展示は「東北・信州の旅スケッチ」「初期の作品」「中国スケッチ」「ヨーロッパ風景」の4テーマで構成。このうち、19歳の頃の「牡丹図」は、日本画の技法を習得した成果を示す作品といい、23歳で「魁夷」の雅号を用いるようになる前、本名の「新吉」の落款を確認できます。

 早春の景色をテーマにした日展出品の「春兆」(1982年)と「霧氷の譜」(85年)は、それぞれ2点の小下図とともに展示。「春兆」では、検討を重ねて背景の色を選択した跡を見て取れます。

 展覧会担当学芸員の松浦千栄子さんは「遠目からだけでなく、近づいて横から見たり、下図と本画を見比べたり、いろいろな見方をすると面白い」とアドバイス。同館が毎月第4土曜日に設けるトークフリーデーを利用して「家族や友人と感想を話しながら見る体験もしてほしい」と勧めていました。

 4月9日(火)まで。休館日は水曜。3月20日は開館、21日(木)は休館。開館時間は9時から17時。観覧料は本館NAMコレクション展と共通で一般700円、大学生および75歳以上500円、高校生以下または18歳以下無料。

 (問)同館☎︎050・5542・8600


2024年2月17日号掲載


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