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牧野富太郎と戸隠の植物

地質化石博物館で企画展

牧野の発見と考えられているヒメアジサイ

 戸隠栃原の戸隠地質化石博物館は企画展「牧野富太郎博士と戸隠の植物」を開いています。現在放映中のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルで、日本植物分類学の父と呼ばれる牧野富太郎(1862〜1957年)と戸隠とのゆかりを通して、牧野の業績、人柄を紹介します。

 牧野博士が戸隠を初めて訪れたのは、1893(明治26)年、31歳の時でした。その11年後に戸隠を再訪した時に新品種の「ヒメアジサイ」を発見したと考えられています。

 牧野は、1921(大正10)年に夏期大学の講師として、36(昭和11)年には自然観察ツアーの講師として戸隠を訪れています。

 牧野は、鋭い鑑識眼と描画力で植物図を残してきました。本展では、牧野が戸隠を訪れて発見した植物などの展示資料とともに、植物学者牧野富太郎の業績をたどります。

 前期は6月25日(日)まで。後期は、夏休みの小中学生を対象に7月8日(土)から8月27日(日)まで。開館は9時〜16時半。休館は月曜日。入館料は一般200円、高校生100円、小中学生50円。

 (問)☎︎252・2228


2023年5月27日号掲載

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