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爽やかな酸味と香り

クラフトビール「香琳」新発売

リモートでつないだ「コエドブルワリー」の朝霧社長の発声で香琳の完成と販売開始を祝う峯村町長(左から2人目)ら関係者
飯綱町産のリンゴ「メイポール」から糖蜜液抽出

 飯綱町産のリンゴ「メイポール」から抽出した糖蜜液を活用したクラフトビール「COEDO 香琳 -Kourin-」の販売が始まった。クラフトビール大手のコエドブルワリー(埼玉県川越市)が、信州大の特許技術を活用して開発。爽やかな酸味と香り、優しい味わいに仕上がった。

 新商品香琳に使われている「メイポール」は、もともとは観賞用で、飯綱町ではほとんどのリンゴ農家が「ふじ」の受粉用として花粉を採るために利用してきた。果実はゴルフボールほどと小さく、食べられる部分が少ない上に収穫に手間がかかるためこれまで多くは廃棄されてきた。

 町は3年前に新設したリンゴの加工施設で、信大と協力し、酵素を使ってポリフェノールを効率よく抽出する信大の特許技術を用いて「果皮赤色天然色素含有糖蜜液」を製造。これに着目したコエドブルワリーは、約2年かけて「メイポール」を活用した高付加価値のクラフトビールの開発を進めてきた。今回、メイポールの果実から抽出した糖蜜液50リットルの供給を受けて約850リットルを製造。たる10本と333ミリリットル瓶2200本を作った。


「いいづなマルシェむーちゃん」の店頭に並んだ香琳

 このほど、牟礼の直売所いいづなマルシェむーちゃんで開かれた販売開始発表会では、峯村勝盛町長をはじめメイポール生産者ら関係者約10人が、リモート参加のコエドブルワリー社長朝霧重治さんと画面越しに乾杯を交わして新ビールの完成と販売開始を祝った。

 峯村町長は「リンゴで活性化しようと頑張っているこの町に来た人が、飯綱町といえば香琳と言ってもらえるように普及できたら最高」と期待。朝霧社長は「SDGs(持続可能な開発目標)に貢献できる継続的な取り組みとして(今後もクラフトビールの製造に)臨ませてほしい」と話した。

 香琳は1本約500円。飯綱町の直売所3店舗のほかコエド公式通販などで販売。

 記事・写真 中村英美


2024年2月10日フロント


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