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水野美術館コレクション展

「時」をテーマに53点

「作家でみる朝と夕の情景」には菱田春草の3作品が並ぶ
横山大観らの「朝と夕の情景」

 若里の水野美術館は、水野コレクション「時をとらえる—大観の朝焼け、春草の夕暮れ」を開いています。日本画家たちが作品に描き留めた「時」をテーマにした展覧会。朝夕の時間帯や四季折々の情景、歴史の象徴的な一場面など、近代から現代にかけて活躍した23作家の計53点を展示しています。

 「作家でみる朝と夕の情景」には、同館コレクションの主要作家の横山大観、菱田春草、西郷孤月、川合玉堂の4人がそれぞれ描いた朝と夕の風景画を並べて展示。作家ごとの表現の違いを見比べられるようにしています。続く「作家でみる春と秋 彩り」では、伊東深水や松林桂月ら各作家が春と秋の情景を対で描いた色彩豊かで華やかな作品が並びます。

 「菱田春草で辿る歳月」では、春草が27歳の頃、春の川辺で摘み草を楽しむ2人の娘を描いた「双美摘草」(1901年)から、亡くなる前年、36歳の頃に晩秋の川辺を描いた「岸樹秋風之図」(1910年ごろ)まで10点を春から冬へと季節を追って展示しています。

 現代作家の展示室では一方の壁面に「太陽」、反対の壁面に「月」が描き込まれた作品を展示。平山郁夫「朝陽パルミラ遺跡」の対面には同画家の「月光パルミラ遺跡」、加山又造「白い太陽」の対面には同画家の「千羽鶴」が配置され、時間の流れや表現の違いなどを楽しめるようになっています。

 「それぞれの画家たちが時をどう切り取り、どんな思いを託して表現したのか、思いをはせながら楽しんで」と同館。

 3月24日(日)まで。開館時間は9時半から17時。月曜休館。入館料は一般1000円、中・高校生600円、小学生300円。小中学生は土曜日無料。

 (問)同館☎︎229・6333


2024年3月9日号掲載

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