店での買い物を遠隔地から デジタル技術で行う実験開始

飯綱町 お年寄りら体験会

タブレット端末の画面に映った商品を選ぶ女性(北川地区いきいきサロンで)

 飯綱町と凸版印刷(東京)は、デジタル技術を使って離れた場所から商店での買い物ができるようにするシステムの実証実験を始めました。移動が困難な高齢者らの買い物を支援する仕組みづくりの一環です。

 商店では、眼鏡のように頭部に着けるカメラ「スマートグラス」を装着した店員が売り場に立ち、離れた所にいる利用者は、手元のタブレット端末に映し出される店内の映像を見ながら商品を選びます。

 店員と利用者は画面を見ながら音声通話ができ、利用者が画面を指で触れて商品を指し示すとそれが店員のスマートグラスに表示されます。こうして店員と利用者がコミュニケーションを取りながら、利用者は欲しい商品を正確に選ぶことができます。選んだ商品は店が利用者の元へ配達します。

 6月10日に北川地区の高齢者が集まる「いきいきサロン」で体験会が行われ、参加者は3・5キロ離れたセブン—イレブン三水普光寺店での買い物を遠隔で行う体験をしました。参加者は「便利だと思う。車に乗れなくなったら利用したい」と話しました。

 今回使う通信ソフトは、「いいづなコネクトEAST」(旧三水第二小学校)」に拠点を持つ凸版印刷が開発しました。町は本年度を「DX(デジタルトランスフォーメーション)元年」と位置付け、行政手続きや町民生活のさまざまな場面でデジタル技術を使った効率化や利便性向上の取り組みを進めています。買い物支援もその一つで、本年度の実証実験の結果を踏まえて仕組みをつくり、来年度から本格的に運用を始める考えです。


2022年6月18日号掲載