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市民病院に新棟「東館」

予防・在宅医療支援を充実

完成した東館

 長野市民病院はこのほど、既存棟の隣に建設した東館の竣工式を開きました。予防医療や高齢者などの在宅医療支援をより充実させる狙いで、運用は4月3日(月)から始まります。

 式には池田宇一院長はじめ医療、工事関係者ら約30人が出席。テープカットの後には、館内の見学があり、県内初導入のVRカメラを使ったリハビリ機器のデモンストレーションも行われました。

 新棟は地上3階建て。1階は採血や血圧、心電図の測定、婦人科検診などの「健診センター」、2階は急性期治療後の医療やリハビリテーションを行う「地域包括ケアセンター」、3階には「透析センター」が入ります。地域包括ケアセンターの病床数が43から56に増え、より多くの患者を受け入れられるようになりました。延べ床面積は約4千平方メートル、自然災害に対応するため耐震性は従来の2・25倍、3日分を貯蔵する水槽などを設けました。

 池田院長は「人間ドックと在宅医療へのニーズを強く感じていた。東館の完成で市民の期待に応えられる。今まで以上に信頼される病院にしていきたい」と話しました。


2023年4月1日号掲載

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