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小川村に「ヤギ牧場」オープン 広さ約1ヘクタール 

住民有志が整備 耕作放棄地を有効活用「憩いの場になればいい」

ヤギに餌を与える子どもたち

 小川村小根山立屋地区の住民有志が同地区内に整備を進めてきたヤギ牧場「北アルプスめ〜め〜牧場」がこのほど開所しました。

 ヤギ牧場は、県道長野大町線(通称・オリンピック道路)から南に1.5キロほど入った、広さは1ヘクタールほどの北斜面にあります。畑として活用されてきましたが、近年は耕作放棄地となり、大人の背丈を超えるほどの草が茂るような状態でした。同地区の宿泊施設「林りん館」館長の秋元敏さん(64)が、同館でも長く飼育してきたヤギに着目。自身が子どもの頃の小川村には、1軒に1頭ヤギがいた思い出にも後押しされ、地域をヤギで盛り上げたいと牧場づくりを計画しました。

 秋元さんが中心となって、地区内5人の地権者から土地を借り受け、今年7月から整備を開始。村内の解体した家の廃材をもらい受け、ヤギ小屋を建てるとともに、周囲約400メートル余りにわたって150本の杭を打ってフェンスを張り巡らせました。同館にいたヤギの家族など8頭を移して牧場をスタートさせました。


山間地の斜面に整備された「ヤギ牧場」

 地元の子どもたちや関係者10人が参加し現地で開かれた開所式で、秋元さんは「ヤギ牧場の目的は、近所の人がヤギと触れ合い、荒れている耕作放棄地を有効活用して、小川村をヤギの里にすること。ヤギをみんなでかわいがって」とあいさつ。同地区の園児から小学生まで5人の子どもたちがテープカットをして、ニンジンの葉の花束や特製笹団子をヤギにプレゼントしました。

 同地区に3年前に移住してフレンチレストランを営む権守美千恵さんは「子どもやお客さんが立ち寄れる場所ができてうれしい」と歓迎。フェンスの設置などを手伝ってきた小川村地域おこし協力隊員の田辺充宏さんは「村の人が集う憩いの場になればいい」と話していました。

 秋元さんらは、数年かけて村内の耕作放棄地をさらにヤギ牧場として整備し、ヤギを100頭にまで増やしたい考え。「村の新しい観光の目玉に」と意気込んでいます。


2022年12月17日号掲載

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