学用品のリユース 飯綱町で活動本格化

子育て女性ら回収ボックス設置

ZQでリユース用に寄せられた制服をチェックする(左から)滝野さんと大沢さん
町も活動拠点を提供 きょう 「ZQ」 でイベント

 子どもが使わなくなった学用品を必要な人に譲る「学用品リユース」。飯綱町で、子育て女性でつくる実行委員会が1年半前にスタートさせた活動が4月から町との協働事業になり、本格化している。

 取り組んでいるのは、発達障害や不登校などの子を支える親の会「よつばの会」を運営する大沢晴美さん(50)、滝野良枝さん(47)ら5人。不登校の子の場合、買った学用品を使わないまま進級してしまうことがあり、「もったいない」と感じたのが始まりだ。

 使った道具も、まだ新しくても進級や進学で使わなくなってしまう。制服や運動着は、背が伸びたり穴が開いたりして着られなくなることが多いが、在学中に高価な新品を買い直すのは親の負担になる。

 大沢さんらは昨年2月、町内の小中学校と町の施設合わせて5カ所に回収ボックスを設置。寄せられた教材や運動着の記名シールを剥がしたり、汚れを落としたりして、次の人が使えるようにした。

町内5カ所にある回収ボックス

 さらに、子ども食堂や保護者が集まる催しで譲渡会を開催。これまでに学校指定のジャージーや算数ボックス、書道セット、鍵盤ハーモニカなど約30の学用品が新しい持ち主に渡った。

 取り組みを知った町は本年度、町のコミュニティー施設「ZQ(ずく)」(牟礼)を活動拠点として提供。これまで大沢さんらが自宅で保管していた学用品をZQに置き、町職員が管理や物品の受け渡しをする態勢を整えた。

 活動は、資源を循環させ、子育て家庭を応援するだけでなく、子どもたちが物を大切にする気持ちも育む。「子どもたちが『古い物を使うのは恥ずかしい』と思わなくなり、リユース学用品を使うのが当たり前の学校になったらいい」と大沢さん。滝野さんは「学用品だけではない、大きなエコの動きがここから広がれば」と期待する。

 受け渡しイベント「スクールエコひろばin ZQ」を4月23日(土)10時から12時、ZQで開く。勤めのある保護者も参加できるように、今回を皮切りに毎月、週末にイベントを開いていく予定だ。

記事・写真 竹内大介


 

飯綱町学用品リユース

受け渡しをする学用品は

▽飯綱中学校制服・学校指定運動着

▽算数ボックス

▽辞書

▽鍵盤ハーモニカ

▽縄跳び

▽彫刻刀セット

▽書道セット—などで、破損や汚れの少ないもの。物品によって購入後の年数などの基準もある。譲渡は無償。

ZQでの受け渡しは、水・木・金曜の10時から16時。

(問)飯綱町学用品リユース実行委員会 (メール)yotuba_1127@yahoo.co.jp