大名家の婚礼道具紹介 市立博物館で企画展

信濃の大名家の物など

松本藩主戸田家に伝わった「戸田家茶弁当一式」(個人蔵、松本市教育委員会寄託)。野外でお茶をたてるための道具のセットで、全てを二つのたんすに納めて竿で担ぐことができる

 長野市立博物館(小島田町)は、企画展「煌(きら)びやかなお嫁入り—信濃の大名道具」を開いています。信州にあった大名家の道具のうち婚礼道具にスポットを当て、その華やかさを紹介しています。

 同館によると、婚礼道具は家の権威を示すものであるため、大名家の道具の中でも特に金をかけてしつらえられ、豪華な作りといいます。

 3章構成で展示。第1章で、婚礼道具の代表である徳川将軍家ゆかりの物を紹介。第2章では信濃の大名家の道具として、松代藩真田家、上田藩松平家、松本藩小笠原家と戸田家、高島藩諏訪家、高遠藩内藤家、飯田藩堀家の物を展示。道具の持ち主だった姫君の生涯も紹介します。

 展示する道具は、屋外で野だてをするための茶道具一式のセットや、貝合わせ用の貝を入れる貝おけ、美しい絵入りのうちわなど。いずれも金の蒔絵(まきえ)などが施された精緻な工芸品です。

 同館は「地元の大名家が美しい道具を持っていたことを知ってほしい」と話しています。

 前期は10月16日(日)まで。後期は同18日(火)から11月20日(日)。前後期で展示替えをして計約60点の資料を展示します。

 入館料は一般300円、高校生150円、小中学生100円(土曜日は小中学生無料)。

 (問)同館☎︎284・9011


2022年9月24日号掲載