まぜて冷やすだけの簡単マンゴープリンです。一口頬張ると、マンゴーのまろやかな甘味と爽やかな酸味が広がります。食感はかたすぎず、ゆるすぎず、つるんとした喉越しで、夏バテ気味でもさっぱり食べられる一品です。生のマンゴーは高級品ですが、冷凍マンゴーは手頃な価格なので家計にもうれしいです。マンゴーピューレは市販のものを使用してもよいです。
卵を使うと、卵に熱を通すために湯煎しますが、温度・時間管理を正しく行わないと、プリンに“す”が入ってしまいます。この失敗を避けるために、今回は卵を使わずゼラチンを入れる作り方にしました。ゼラチンを入れた後にマンゴーピューレと生クリームを入れますが、一緒に入れると分離してしまうことがあるため、どちらかがしっかりまざりきってから、次の材料を入れてください。
生クリームと牛乳入りなので濃厚で、口当たりも滑らかです。かなりあっさりした食感となりますが、生クリームがない時は全量牛乳でも問題ありません。生クリームを増やすと濃厚な味わいになります。
ピューレは、レシピ通りの砂糖だと甘く感じる人がいるかもしれません。砂糖の量は好みで減らしてください。(2024年8月10日号掲載 料理研究家・上野美知恵のエンジョイクッキング)
材 料 (4個分)
《マンゴーピューレ》
A
冷凍マンゴー…300g
グラニュー糖…30g
レモン汁………10cc
B
グラニュー糖…40g
牛乳……………140cc
C
粉寒天…………5g
湯………………50cc
生クリーム……60cc
《盛り付け用》
マンゴーピューレA…100gほど
ミント………………適量
《盛り付け用ホイップクリーム》
生クリーム……100cc
グラニュー糖…8g
塩………………少々
ワンポイント
※ピューレは、果物や野菜をミキサーですりつぶした、とろみのあるソースのこと。常備しておくとお菓子作りだけでなく、ヨーグルトにかけたり、スムージーにしたり、いろいろなシーンに使える便利なアイテムです。
※材料をまぜるときは、しっかりなじませてから次の工程に移ることがお菓子作りの基本です
作り方
❶ 冷凍マンゴーを冷蔵庫に入れて解凍しておく
❷ マンゴーピューレAの材料をミキサーに入れてよくまぜておく(盛り付け用に100gほど取り分けておく)
❸ Bの材料を鍋に入れて火にかけ、グラニュー糖を溶かしておく
❹ Cの粉寒天を湯で溶かしておく
❺ ③に④を入れてよくまぜ合わせ、さらに②を入れてまぜ、最後に生クリームを入れてまぜる
❻ 器に盛り付け、冷蔵庫でよく冷やす
❼ ホイップクリームの材料をボウルに入れ泡立て器でホイップクリームを作る
❽ ⑥を冷蔵庫から取り出し、ホイップクリーム、マンゴーピューレA、ミントを飾り完成
Comments