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地震防災の大切さを学ぶ

中条小で出前授業

出前授業で地震防災への理解を深める児童たち
出前授業で地震防災への理解を深める児童たち

 地震防災の大切さを学ぶ出前授業がこのほど、中条小学校で行われ、全校児童18人が防災士の話を聞いたり、災害時の必需品を詰めた防災ボトルを実際に確認したりするなど、普段から地震に備えるためのポイントについて学びました。


 授業では、日本防災士会県支部長の大久保隆志さん(65)が講師を務め、「もしもの時…を考えよう」をテーマに話しました。大久保さんは、防災では「自分の命を守ることが一番大事」とした上で、家にいる時に地震に遭ったら机やテーブルの下へ逃げること、屋外では建物やブロック塀から遠ざかることなどをクイズ形式で説明。「自分の家の近くの避難場所がどこなのかなど、地震が起きた時にどうするか、普段から家族と話すことが大切」と強調しました。


 続いて、一人一人に「防災ボトル」を配布。中に入った携帯トイレやホイッスル、ライト、ばんそうこう、ようかんなどは、いずれも100円ショップでそろえられることを紹介しました。「ここに入っている物がすべてではなく、自分で考えて必要な物を入れていい。地震が起きた時にどうすればいいのか、ぜひ普段から考えることを心掛けて」と呼び掛けました。


 防災ボトルを手にした高学年の女子は「使えそうな物がたくさん入っていて便利。ランドセルに入れて持ち歩きたい」などと話していました。


 出前授業は、能登半島地震から1年、阪神淡路大震災から30年の節目に合わせて、県が1月から3月にかけて「地震災害死ゼロ」を目指して実施する集中広報の一環。中条小学校のほかに中信、南信の3小学校で実施する計画です。


2025年2月8日号掲載

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