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北野美術館で「冬の精華」展

上村松園「清少納言」など

その人となりを想像できそうな小林一茶の書画と扇面俳画
情緒豊かな日本画を中心に

 若穂綿内の北野美術館は所蔵品展「冬の精華~語り来る入魂の作品たち」を2月12日(月)まで開いています。

 冬にちなんだ情緒豊かな日本画を中心に、洋画、彫刻、工芸、書など約90点を展示紹介。作品はすべて「それぞれの画家が、人生のその時点での思いや技量のすべてをかけて完成させたもの」という視点から、20作品には、制作当時に乗り越えようとしていた困難や、それを切り開こうとしていた試みなどに注目し、キャプションで紹介しています。

 北野美術館を代表する作品として知られる上村松園「清少納言」は、松園が20歳の頃の作品。キャプションでは、若干20歳であった松園の歴史に対する研究意欲の高さと、当時師を亡くした松園が、この時期に竹内栖鳳(せいほう)に師事することになった経緯などを紹介しています。横山大観「三保の富士」は、戦後6年がたつ頃に描かれた作品です。「敗戦から取り戻しつつある〝日本らしさ〟に思いを巡らせる作品として人々に受け入れられたのでは」と解説しています。

 小林一茶が自画像と句をしたためた書軸や書画扇4点のほか、江戸時代の俳人加賀千代女の書画など書跡作品の展示も。

 「冬や新年のことほぎの雰囲気を日本画や工芸作品で味わいながら洋画や彫刻などバラエティー豊かな作品群を楽しんで」と同館。

 開館時間は9時半から16時半。月曜日休館(2月12日は開館)。入館料は一般700円、大学・専門・高校生500円、中学生以下無料。

 (申)(問)同館☎︎282・3450


2024年1月13日号掲載

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