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仲間つなげる居場所づくり

フリーペーパー「hanpo」発行の若者有志

「今後やりたいこと」について話す登壇者
「話す」などテーマにシンポジウム

 長野県内の不登校経験者や性的少数者などマイノリティー(少数者)として生きづらさを抱える人たちの体験をつづったフリーペーパー「hanpo(はんぽ)」を発行する県内の若者有志がこのほど、「はんぽのシンポジウム」を、長野市ふれあい福祉センター(鶴賀緑町)で開いた。hanpoと関わりのあるゲストがそれぞれ「話す」「伝える」「聞く」などをテーマに話し、約40人の来場者が聞いた。会場に来られない人向けにオンライン配信も行われた。

「今後やりたいこと」について話す登壇者

 「話す」を担当した波多腰遥さん(30)は、自己開示やコミュニケーションが苦手だった過去を振り返った。「今の時代は明確な発言が求められている。一歩ではなく半歩のようなあいまいさが許される場所を求めている人が増えているのではないか」と話した。 

 上田市で、「市政をたのしむユニット:ゆるりと◎」の活動をしているやぎかなこさん(31)は、「伝える」を担当。職場の同僚が抱えていた問題を解決しようと、ランチ会を企画して、相談相手に同僚の口から直接問題を伝えるようにした自身の取り組みを紹介した。

会場入り口に置かれていた「hanpo」の説明書き

 小林孝平さん(30)と路上で通行人の愚痴を聞く活動をしている奥山宗思さん(32)は、「聞く」について持論を展開。「アドバイスをせず、ひたすら相手の話を聞くことを心がけている。生まれ育った長野で活動することに意味がある」と話した。

 シンポジウムを聞いた武居裕貴さん(31)は「やぎさんの話を聞いて、伝えることの難しさを感じた。今回のようなイベントが毎月あれば今後も参加したい」と感想を語った。

 hanpoの代表・草深将雄さん(34)は「誰にも話せない生きづらさをもった仲間がいる。hanpoの中でつながって居場所を見つけてほしい」と話した。


フリーペーパー「hanpo」

 フリーペーパーは2019年5月の創刊から12回刊行。毎号設定されたテーマに合わせて、当事者の思いをまとめている。市ふれあい福祉センターほか県内約40カ所に置いている。ホームページでも閲覧できる。

 記事・写真 広石健悟


2024年3月23日フロント


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