五明区が「区誌」発行

文化財・農産業・災害記録など 750ページ余の大型本

五明区誌編纂委員会のメンバー

 篠ノ井布施五明の五明区は「五明区誌」を発行しました。B5判、757ページにも及ぶ大型の区誌です。

 2007年、五明史料保存会が設立され、区に関する史料の収集、調査を開始。区民に区の歴史や文化財を知ってもらう勉強会を兼ねた早朝ウオーキングも年2回開催。公民館報「五明だより」にも歴史や区の活動などを掲載しました。

 五明区誌発刊委員会を経て17年に五明区誌編纂委員会を発足。編纂会議を約100回開いたといいます。メンバー18人(うち3人が死去)を中心に、古文書や史料探し、新しい史料の発掘、お年寄りからの聞き取りなどを重ねました。

 内容は、遺跡などの文化財、水稲やリンゴ、養蚕など農産業、地震と水災害の記録、人物史など多岐にわたります。

 同区は戦前80戸ほどでしたが、現在は800戸と10倍に。事務局長の棚田渉さん(79)は「区誌ができてうれしい。史料や写真の提供、協力してくれた区民や関係者に感謝している」。編纂委員の塩入孝雄さん(79)も「五明区がよく分かる」と話しています。

 人名、地名、年代を検索できるDVDも制作。「後世に伝承していくには電子化も必要。区誌と一緒に活用していきたい」と棚田さん。

 450部製作。5000円。篠ノ井布施高田の龍鳳書房で取り扱っています。

 (問)龍鳳書房☎︎247・8288 棚田☎︎090・8813・5621


2022年5月28日号掲載