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三輪の木彫作家 塚田郁雄さん

5月10日〜14日「おいらい館」 91歳 集大成の作品展

病室で展示作品を磨く塚田さん

 三輪の木彫作家塚田郁雄さん(91)の木彫作品展が5月10日(水)から14日(日)まで、東町の「門前商家ちょっ蔵おいらい館」で開かれます。木彫りに打ち込んだ約30年の集大成の作品展。「大勢の人たちに楽しんでもらいたい」と話しています。

 塚田さんは和菓子作りや着物の染色の仕事を経て、退職後の60歳から木彫りを習い始めました。仏像や観音様をはじめ、スキーや竹馬、水鉄砲などで遊ぶ昭和の子どもたち、花笠踊りや安来節などを踊る人たちの人形、てんぐや般若の面などさまざまなものをモチーフに制作を続け、これまでに大小3000点を超える作品を手掛けてきました。木彫りを始めて数年後には、教室の講師を頼まれるまでになり、今も多くの受講生を指導しています。

 3月下旬に体調を崩し、現在は市内の病院に入院中。作品展には約100点を並べる予定で、病室では展示作品を改めて磨き直しています。

 作品展は9時〜17時。入場無料。

 (問)同館☎︎235・0100


2023年4月29日号掲載

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