2021年2月13日号掲載

パスタは簡単なメニューといわれますが、大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かして、ざるにあげて―となると少し面倒。洗い物も多くなります。
そこで今回は、フライパン一つでできるパスタを紹介します。具を炒めて、煮汁とパスタを加え、ふたをして煮込みます。ふたを取った時には麺はくっついていますが、簡単にほぐれます。野菜も肉も一緒にとれて栄養バランスも良く、麺自体が具のうま味を吸って、薄味ですが、おいしく食べられます。
県栄養士会北信支部
材料(1人分) 1人分452kcal 塩分2.5g
乾燥スパゲティ(1.5mm)……… 80g
鶏もも肉(皮なし)…………… 40g(1/4本)
キャベツ………………………… 150g(1/8本)
ニンジン………………………… 40g(1/2束)
シメジ…………………………… 50g(1/2パック)
A(以下4つ)
水………………………………… 200~230ml
鶏がらスープのもと顆粒……… 小さじ1
塩………………………………… ひとつまみ
にんにくチューブ……………… 1cm
しょうゆ………………………… 小さじ1/4
こしょう………………………… 好みの量
かいわれ大根…………………… 5本程度
作り方
❶鶏肉は一口大の大きさに切る。キャベツは大きめのざく切り、ニンジンは短冊切りにす
る。シメジは石づきを取り、ほぐす
❷熱したフライパンにごま油をひき、鶏肉を入れ、両面を焼く
❸キャベツ、ニンジン、シメジを加えて軽く炒め、半分に折った乾燥スパゲティとAの材料
を加える(麺が煮汁に漬かるように)
❹ふたをして弱火~中火でスパゲティの袋の表示よりプラス3分煮る
❺ふたを取り、よくまぜながら少し煮汁が残る程度まで炒める
❻しょうゆ、こしょうを加えて味を調え、盛り付け後、かいわれ大根を散らす
一口メモ
キャベツの歴史は古く、古代ギリシャ、ローマの時代から食べられていた野菜の一つ。胃炎の回復に効果があるといわれるビタミンUが含まれています。これはキャベツから発見されたビタミン様物質なので、別名キャベジンとも呼ばれています。
応用メニュー
このレシピはほかの肉や野菜でも応用できます。タカノツメの輪切りを加えたり、小房にしたブロッコリーを麺と一緒に入れたりしてもよいでしょう。盛り付け後、好みでブラックペッパー、レモン果汁、白ごまなどをかけて、味の変化を楽しんでみてください。