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オランダ発祥のスポーツ「YOU.FO」

日本代表チーム 滝沢克明さん(篠ノ井出身)

昨年6月の世界大会で優勝

 篠ノ井出身のピアニスト滝沢克明さん(31)=東京=は、オランダ発祥のスポーツ「YOU.FO」(ユーフォー)の日本代表だ。昨年6月、オランダで開催された世界大会で、滝沢さんのチームが見事優勝した。滝沢さんは6月ベルギーで行われる世界大会での連覇を目指し練習に励んでいる。

 YOU.FOは、3対3が試合の基本形式で、専用のリングをスティックで味方にパスでつなぎながら、対戦相手の得点エリアでリングをキャッチして得点する。日本に紹介されたのは2022年で、日本のチームは現在東京にしかなく、日常的にチームで活動している日本の競技人口は100人以下というマイナースポーツだ。

 滝沢さんはピアニストとしてライブや配信などでの音楽活動やほかのミュージシャンの配信サポートなどの仕事の傍ら競技に取り組んでいる。

 滝沢さんは、首都圏の大学に進学し、生活が一変し、中学・高校で打ち込んだバレーボール競技を続けることに葛藤が生まれた。未知の世界にふれることで新しい考えを得られるかもしれないと留学を決意。英語の勉強に力を入れ、趣味が欲しいと同時期に始めたピアノが面白くなり、4年生の時、音楽が盛んなニューヨークに留学した。

 ニューヨーク、日本、オーストラリアでの音楽活動を経てパンデミックが起こり始めた2020年4月に帰国。長野から東京に拠点を移し、音楽活動を続けてきた。

 一昨年、応援ソングをつくるなど音楽家としてスポーツに関わるつもりで、東京で行われたマイナースポーツ体験のイベントに参加。そこで出合ったのが日本に入って来たばかりのYOU.FOだった。根っからスポーツが好きで、競技者としてのめり込むようになり、YOU.FOに出合ってわずか1年ほどで、11カ国36チームが参加した昨年の世界大会の日本代表メンバーに。日本からは4チームが参加し、滝沢さんのチームが優勝を果たした。

 滝沢さんは、「大会に出るからには勝って優勝したいのは、バレーボールに打ち込んでいた頃と変わらないが、それだけではなく、この競技をみんなに知ってほしい、楽しんでほしい。日本のレベルを上げることで、競技を発展させたい」と話す。今後、長野でYOU.FOを広めるための体験会などを開いて競技人口を増やし、いずれは長野に世界大会を誘致する構想を抱いている。

 記事・写真 松井明子


2024年5月18日フロント


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