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ときめきシネ倶楽部
cinema club


90メートル
=1時間56分 長野ロキシー((電)232・3016)で3月27日(金)から公開 (C)2026映画『90メートル』製作委員会 難病を患いながらも 息子の将来気遣う母 難病を患いながらもわが子の将来を気遣う母。母のケアのため夢や希望を諦めようとする高校生の息子。「90メートル」は親を思う子の心と子を思う親の心、二つの愛の絆から生まれるヒューマンドラマだ。 小学生の頃からバスケットボールに打ち込んでいた佑(山時聡真)は、シングルマザーの美咲(菅野美穂)の応援で伸び伸びと成長していた。しかし美咲が進行性の難病を発症し、日に日に介護や家事に追われるようになる。昼間は介護施設のケアマネージャー下村(西野七瀬)の助けはあるものの、すべてに手助けが必要な母親のそばを離れることができない。周囲に打ち明けられず、高校2年でバスケ部も辞め、大学進学も諦めかけた時、思いがけないことが起きる。 ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病で、体だけでなく次第に言葉も不自由になるなかで、明るく振る舞う気丈な美咲。息子を愛するからこそ夢を諦めないことを後押しする母の愛の強


しあわせな選択
=2時間19分 長野グランドシネマズ((電)050・6875・0139)で公開中 (C) 2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED 突然の解雇 人生暗転 追い詰められた末に 突然の解雇で失業。再就職もままならない。男は実行しようとした選択とは—。韓国映画「しあわせな選択」は、ブラックなユーモアに包まれたサバイバル映画だ。 郊外の緑の中にたたずむマイホームには美しい妻とかわいい2人の子どもたち。家族そろってバーベキューを楽しむマンス(イ・ビョンホン)は、全てを手に入れ、幸せだった。だが25年勤めた製紙会社が買収され、マンスは会社にリストラされてしまう。再就職の面接は失敗続きで、バイトで食いつなぐ日々。妻のミリ(ソン・イェジン)は懸命に夫を支えるが、生活を切り詰めるため家も車も愛犬も手放すことに。限られたポストの争奪戦となり、追い詰められたマンスが選んだのは競争相手を排除すること、つまり殺害だった。 原作はドナルド・E・ウェストレイクの小説「斧」。企業による人員削減をリストラとい


レンタル・ファミリー
=1時間50分 長野グランドシネマズ(☎︎050・6875・0139)で公開中 (C)2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved. 雇われ外国人俳優が 演じる疑似家族の姿 レンタル家族は、依頼者の要望に合わせて疑似家族を演じる代行ビジネス。日本で約300社が活動しているという。「レンタル・ファミリー」は、日本で活動する米国人俳優がレンタルファミリー会社に雇われ、さまざまな家族の役割を演じる姿を通して人生の心の機微を描いたヒューマンドラマだ。 フィリップ(ブレンダン・フレイザー)は東京で暮らす米国人俳優。役者としての全盛期を過ぎ、仕事が減り困っていた。ある日、葬儀に参列する仕事を依頼されたのをきっかけに、レンタルファミリー会社の経営者、多田(平岳大)にスカウトされる。ただし演技するのは舞台やスクリーンではなく、親や友人、配偶者など普通の家族の一員に扮(ふん)すること。フィリップは戸惑い、うそはつきたくないと辞退したが考え直し働き始める。 東京から旅先の島原や天草など日本オールロケ作品。慣れ親し


木挽町のあだ討ち
=2時間 長野千石劇場(☎︎226・7665)で2月27日(金)から公開 (C)2026「木挽町のあだ討ち」製作委員会 (C)2023 永井紗耶子/新潮社 あだ討ちの真相とは 幾層もの複雑な物語 「木挽町のあだ討ち」は、直木賞と山本周五郎賞を受賞し、「このミステリーがすごい」2024年の上位にランクインした永井紗耶子の同名時代小説の映画化。あだ討ちを目撃した人々の証言を重ねながら真実にたどり着く展開の面白さと物語の映像美から、新作歌舞伎として舞台化もされている。 文化7(1810)年の冬、千秋楽の芝居がはねた江戸・木挽町の森田座の裏通り。ゴロツキたちに絡まれた深紅の振り袖姿の娘がはらりと着物を脱ぎ捨てると、白装束の凛々しい美少年だった。「我こそは伊納清左衛門一子、菊之助」。美濃遠山藩の伊納菊之助(長尾謙杜)がそう名乗ると、剣と剣の激しい立ち回りが始まった。相手は父親を殺し出奔した下手人、作兵衛(北村一輝)。大勢の野次馬たちが見つめるなか、見事、敵の首を打ち取ったあだ討ちに歓声が沸いた。 それから1年半後。元藩士で菊之助の縁者という田舎侍、


ブゴニア
=1時間58分 長野グランドシネマズ(☎︎050・6875・0139)で公開中 (C)2025 FOCUS FEATURES LLC. 陰謀論者の誇大妄想 何が嘘で何が真実か SF心理サスペンス映画「ブゴニア」は、ゴールデングローブ賞で3部門ノミネート、アカデミー賞では作品賞、主演女優賞など4部門にノミネートされた話題作だ。 カリスマ経営者として有名な製薬会社の女性社長ミシェル(エマ・ストーン)が男2人組に誘拐された。犯人のテディ(ジェシー・プレモンス)は陰謀論者で、ミシェルが地球を征服に来た宇宙人だと信じている。気弱な従弟のドンに見張りをさせ、ミシェルを自宅の地下室に監禁し、正体を暴こうと拷問する。 荒唐無稽なストーリーとも言えるが、現代社会には宇宙人の存在を信じる人や、陰謀説など誇大妄想にとらわれた人々がいる。人類の抵抗軍を自認するテディは、飼っている蜜蜂たちの微妙な変化に地球の環境破壊を嘆く。彼が口にするさまざまな証拠は、私たちも見聞きしている出来事だけに次第に共感してしまうのが怖い。 そんなテディに立ち向かうミシェルも生半可ではな


ツーリストファミリー
=2時間7分 長野ロキシー(☎︎232・3016)で2月6日(金)から公開 (C) Million Dollar Studios (C) MRP Entertainment. インドに密入国の一家 楽しくも危険な日々 「ツーリストファミリー」は、困窮生活の果てにスリランカから隣国インドに命懸けで密入国した一家が新天地で織りなす人情とユーモアあふれる交流を描いたヒューマンドラマ。低予算映画ながら2025年のインド映画界で異例のロングヒットを記録した話題作。 闇夜に紛れてインドに密入国した4人の人影。父親のダースと母親のワサンティ、大学生のニドゥと小学生のムッリ兄弟の一家4人だ。上陸早々に取り締まり中の警察官に逮捕されてしまうが、お茶目なムッリの機転で警察官の同情を誘い解放される。ワサンティの兄の助けで新たな身分証を手に入れ、大都市チェンナイの片隅で暮らし始める。スリランカ人とばれないように近所付き合いは厳禁。隠れてひっそり暮らすはずが、思いがけずに地域の住民たちと交流が始まり、楽しくも危険がいっぱいの生活が始まった。 方言で出身地が分かってし


旅の終わりのたからもの
=1時間52分 長野ロキシー(☎︎232・3016)で2月6日(金)から公開 (C)2024 SEVEN ELEPHANTS, KINGS&QUEENS FILMPRODUKTION, HAÏKU FILMS 父の祖国旅する父娘 手に入れたものとは ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を生き延びた父と、ニューヨークで生まれ育った娘。「旅の終わりのたからもの」は、そんな父と娘が父の祖国ポーランドを訪れ、家族の歴史をたどるロードムービーだ。 1990年代初頭、ルーシー(レナ・ダナム)はニューヨークでジャーナリストとして成功するが、どこか満たされない気持ちを抱え、自身のユダヤ人としてのアイデンティティーを求めてポーランドへ父親エデク(スティーブン・フライ)と旅に出る。しかし、案内役を務めるはずのエデクの身勝手な行動に振り回され、旅のスケジュールは変更ばかり。 ようやくかつて一家が暮らしていた家を探しあてるが、戦後の混乱で別の家族が暮らしていた。はじめはアウシュビッツ強制収容所に行くことさえ渋っていたエデクだが、意を決し悲惨な過去


プラハの春 不屈のラジオ報道
=2時間11分 長野ロキシー(☎︎232・3016)で1月23日(金)から公開 (c)Dawson films, Wandal production, Česky rozhlas, Česka televize, RTVS - Rozhlas a televizia Slovenska, Barrandov Studio, innogy 市民に真実を伝える ラジオ局員たちの闘い 1968年、チェコスロバキアで起きた民主化の動きは市民に希望と活気をもたらし、首都名を入れた「プラハの春」と言われた。しかし、旧ソ連を中心とするワルシャワ条約機構軍の軍事侵攻により民主化運動は弾圧され、「冬」に逆戻りする―。「プラハの春 不屈のラジオ報道」は、市民に真実を伝えようとしたラジオ局員たちの闘いを描いた実話の映画化だ。 共産主義支配下のチェコスロバキアでは、若者たちが民主化運動に立ち上がりデモが活発に行われていた。国営ラジオ局の国際報道部長ヴァイナーは、政府の検閲に抵抗し自由な報道のために活動していた。中央通信局に勤務するトマーシュは、新たに報道部で働くこと


モディリアーニ !
=1時間48分 長野ロキシー(☎︎232・3016)で1月16日(金)から公開 (C)Modi Production Ltd 不遇の画家に訪れた 狂気の3日間を描く 異様に長い顔と首、うつろな目。モディリアーニの描く肖像画は官能的で倦怠感のある独特な個性を放つ。才能に恵まれながらも批評家に認められず作品も売れなかった時期のモディリアーニの運命を変えた狂気の3日間とは—。「モディリアーニ!」は、俳優ジョニー・デップがおよそ30年ぶりに監督を務めた話題作だ。 第1次世界大戦さなかの1916年のパリ、モンパルナス。モディリアーニ(リッカルド・スカマルチョ)は出兵を志願した画家のモーリス・ユトリロとの別れの前夜を画家仲間たちと飲み明かしていた。泥酔し騒ぎを起こしたモディリアーニは警官に追われるはめになる。 一向に作品は売れず、芸術家としても認められないことに落胆したモディリアーニはパリを離れる決意をするが、恋人ベアトリスに背中を押され裸婦像を描くと、有名コレクター、ガニャ(アル・パチーノ)に会いに行くのだが…。 ジョニー・デップが監督を引き受けた


この本を盗む者は / 迷宮のしおり
「この本を盗む者は」(1時間25分)は12月26日(金)から 「迷宮のしおり」(1時間55分)は1月1日(木)から ともに長野グランドシネマズ(☎︎050・6875・0139)で公開 (C)2025 深緑野分/KADOKAWA/「この本を盗む者は」製作委員会 伝説の呪い解くため 本泥棒捕まえる旅へ (C)「迷宮のしおり」製作委員会 スマホの中の世界に 閉じ込められた少女 閉じ込められた世界から脱出するために必要なのは知恵と勇気—。今回紹介する2本のアニメ映画「この本を盗む者は」と「迷宮のしおり」は共に、閉じ込められた異空間から脱出しようと戦う少女たちの物語だ。 「この本を盗む者は」の原作は2021年本屋大賞にノミネートされた人気小説。主人公の御倉深冬(みくらみふゆ)は曽祖父が収集した巨大な書庫「御倉館」を管理する一家の娘。ある日、「御倉館」から門外不出の本が盗まれたことで伝説の呪いが発動し町全体が物語の世界に閉じ込められてしまう。読書も他人との関わりも嫌いな深冬だったが、伝説の呪いを解き、町を救うために本泥棒を捕まえる旅に出る。...
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